主に蝶の写真を中心にアップします。

naoggio写真日記

         4月6日、アメリカから里帰りしていた家内の友人と家内と私の3人で、 BUNKAMURA ザ・ミュージアム
         で開催されていた「これぞ暁斎 ! 」を見に行った。
         河鍋暁斎は狩野派に学び幕末より明治にかけて活躍した絵師。少し前の歌川国芳や歌川国貞と比べると知名
         度で劣っていて、私自身も2〜3点の朧げな記憶があるくらいで正直どんな絵師であったのかよくわかって
         いなかったのだが、それだけに興味津々で会場に入った。

         そして、いやはや・・・河鍋暁斎恐るべし ! この時代のあらゆるキャラクターを総動員して描き綴った奔
         放な世界は確かな画力に裏打ちされたそれはそれは見事なものだった。
         例によって公式図録から2〜3拾って掲載しておくが、これは見てよかったなと思った。


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         左:地獄太夫と一休  右:幽霊図


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            化化学校(ばけばけがっこう)。妖怪どもの勉強風景を描いた小さな作品だがとても興味を引
            かれた。
            何故かと言えば妖怪の先生が棒で指しているフリップに『シリコタマ』と書かれていたから。
            水木しげるの河童の漫画でも河童の大好物は人間のシリコタマ(しりこだま=人間の肛門)と
            いうことになっていて、しりこだまを瓶一杯に詰め込んだ絵なんかも出てきて懐かしかったか
            らだ。若い頃その漫画と出合って、しりこだまは一体どんな味がするのか、どんな噛み心地な
            のか・・・多分グニグニとした弾力のある噛み心地の珍味なのだろうなどと想像を逞しくした
            ものだ。
            家内によればしりこだまというのはもっとスピリチュアルなものだという。川で遊泳中に河童
            にしりこだまを抜かれた人間が腑抜けになってしまうというのがその理由なのだそうだ。
            フリップには他にもキウリ(キュウリ)とかカワ(人の皮?)、とか、河童の好きそうなもの
            が書かれている。



         以下撮影は全て
         <OLYMPUS PEN E-P5 / DALLMEYER SPEED ANASTIGMAT 1inch f1.5>

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         BUNKAMURA ザ・ミュージアムに入館する前、東急本店前で発見 ! マリオ・カート軍団。現在キャラの無断
         使用で任天堂に訴えられているみたいだが、それでなくてもこんなに小さくて背の低いのが公道を走り回って
         いたら、トラックの運転手さんなど気が気じゃないだろう。
         カメラを向けるとすぐにポーズをとってくれた。




         BUNKAMURA ザ・ミュージアムを出てから渋谷の鴬谷町で仕事の打ち合わせがあったので、谷底の渋谷駅
         方面には戻らず、松濤郵便局前から道玄坂上交番前に向かって斜面をトラヴァース。
         ラブホやライブハウスの立ち並ぶこの辺りは同じ渋谷でもちょっとディープ。歩いている人もお店も一味違
         って新鮮だ。

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         ちゃんとそれらしい女の子達が歩いている。面白いものである。



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         道玄坂上に出た。ここで横断。



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         マークシティーの裏に着いた。ここは初めて見た。



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         セルリアンタワー下の歩道橋で246を渡って桜丘町へ。ここまでくれば鴬谷町はすぐそこだ。



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         ギネスのバーがあった。



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         目的地間近のインフォスタワー近く。2階の窓辺で奇妙な犬が外を見ていた。ウ〜ム、それにしても上手く
          できている。








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           銀座煉瓦画廊で友人の野鳥画家木部一樹氏の画集出版記念の個展が開催された。木部氏については
           拙ブログでも何度か取り上げているので興味がおありの方は本ブログの右上のブログ内検索の四角
           の中に木部一樹をコピペして御覧下さい。
           その他普通にネット検索して頂ければ絵や本人の画像も色々見られます。

           今回の個展はなかなか内容の濃いものでおおいに楽しめた。氏の画風も長い年月の間に次第に変化
           してきたが、特に最近は物語性豊かな絵が増えてきたように思う。会場には多くの方が来られてい
           たので写真撮影はしなかったので、画集の中から何枚かピックアップして掲載させて頂く。

 
            



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            展覧会場を後にしてから、行きに目を付けておいたワインバーに家内と行ってみたら、とても良
            い店だった。場所は歌舞伎座の東の路地。もう18年もやっているお店だそうだが、ワインも料
            理もなかなかだった。チラシの裏表を掲載しておくので歌舞伎の後にでも是非どうぞ。

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         東京ステーションギャラリーで月映(つくはえ)の展覧会があったので家内と見に行ってきた。月映は田中
         恭吉、藤森静雄、恩地孝四郎の3人の画学生によって1914〜1915年にかけて刊行された木版画の作
         品集である。
         私もその中の何点かの作品については認識があったものの、わずか1年の間にこれだけ内容の濃い作品群を
         残していたとは思ってもいなかったので正直驚いたし、また感動もした。
         1914年は第一次世界大戦勃発の年であり、東京駅開業の年でもある。それからちょうど100年。時間
         の感覚というのは歳をとるほど短く感じられるようになるものだが、以前はたいそう昔の事のように思えた
         「月映」の時代が、近頃ではたった100年前の事なのかという気がして、妙に居心地の悪い気分を覚える
         から不思議だ。
         残念ながら会期は終了してしまったが、機会があれば一部でもいいからまたじっくり見てみたいと思う。
         
      


               
               図録はこの展覧会の内容にふさわしくとても上品な装丁のものだった。下に図録
               の中から3枚を拾って載せておく。


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                 恩地孝四郎 「望と怖」


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      田中恭吉 「失題」                      藤森静雄 「自然と人生」


        東京ステーションギャラリーは丸の内北側の小ドームの中に作られた階段で各階の移動をするようになっている。
        ここを通ると古いレンガの壁が周囲を取り囲んでいて興味深い。


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小ドームの最上部。ステンドグラスやアーチ付きの丸窓、シャンデリアが見られる。
OLYMPUS OM-D E-M5/M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO



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内壁は木材で補強されていたようだが現在は壁面に合わせて切り取られている。戦災の時の火災でかなり内部まで炭化しているのがわかる。アンジェニューで落ち着いた色を狙ってみた。
OLYMPUS OM-D E-M5/P.Angenieux Paris 25mm f0.95



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ウォーレンサック・シネラプターの開放近くの収差を生かして壁を撮ってみる。
OLYMPUS OM-D E-M5/WOLLENSAK CINE RAPTAR 1inch f1.9



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OLYMPUS OM-D E-M5/WOLLENSAK CINE RAPTAR 1inch f1.9



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旧東京中央郵便局の "KITTE"(切手と来てを盛り込んだネーミングらしい) に入ってみた。内部は広大な吹き抜けになっていた。どうやって改装したのか知らないが感心してしまった。
OLYMPUS OM-D E-M5/WOLLENSAK CINE RAPTAR 1inch f1.9



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7階の洋食店から見た東京駅。ガラス越しの悪条件ながらシネラプターで案外クリアに撮れた。
OLYMPUS OM-D E-M5/WOLLENSAK CINE RAPTAR 1inch f1.9


  


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 先日東急Bunnkamura で開催されている 『バンクス花譜集』展 を見てきました。博物画には以前から興味があったので見逃せない展覧会でしたが、期待通り、と言うか期待以上に見応えのある展覧会でした。
 キャプテン・クックのエンデバー号の航海に同行した博物学者ジョゼフ・バンクスは、帰国後莫大な資金と労力を投じて植物図譜の出版を目指します。しかしながら航海を共にした植物学者のダニエル・ソランダーの死や資金不足もあり、とうとう生きているうちに出版にこぎ着ける事はできませんでした。そして航海から200年余を経た1980年代になって、彼の遺した銅版をもとにようやく100部限定で出版されたのが『バンクス花譜集』です。
 734点の花譜集の中から選りすぐりの120点を展示したというだけあって、会場に並べられた作品はどれもとても素晴らしいもので、当時のエッチング技術の高さには舌を巻きます。格調高く美しく精緻な作品の数々には本当に圧倒されました。
 さて、この花譜集の原画を主に描いたのが画家のシドニー・パーキンソンでした。パーキンソンはエンデバー号の狭い船室で、航海の途上で集められてきた標本に埋もれながらスケッチを続けたといいます。そして航海の途上、ケープタウンに着く前に赤痢で命を落とします。26歳(推定)の若さでした。
 パーキンソンの事は全く知らずにこの展覧会を見に行ったので、それを知った時にはちょっとショックでした。残された肖像画を見るといかにもひ弱そうに見え(実際にどうだったかはわかりませんが)、そこがまた気の毒に思えてしまいます。
 バンクスはパーキンソンの遺族に多額の報酬を支払ったといいますが、やはり彼の功績を大きく評価していたのでしょう。
 エンデバー号の航海は帰還までのおよそ3年間の間に、90名の乗組員のおよそ3分の1が亡くなった過酷な航海だったそうですが、未知の探求にかけた人々の並々ならぬ闘志を感じる印象深い展覧会でした。

 ところで『バンクス花譜集』のエッチングはもちろん大変素晴らしいのですが、パーキンソンの残した植物画が、これまた大変素晴らしいものなのです。手持ちの書籍やウィキにパーキンソンの描いた絵の画像がありましたので載せておく事にします。
 
 
1502196DIMG_0021.jpg           Sydney ParkinsonIMG_0026
   展覧会の図録。とても可愛らしい装丁です。                 シドニー・パーキンソンの肖像画




Banksia_serrata_watercolour_from_Banks_Florilegium.jpg 1502246DIMG_0071.jpg
   パーキンソンの描いたバンクシア・セルラータ        『バンクス花譜集』のバンクシア・セルラータ    
                エッチングに起こす時に左右反転しているのが面白いですね。





800px-Banksia_dentata_watercolour_from_Banks_Florilegium.jpg
パーキンソンの描いた バンクシア・デンタータ


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Martyn Rix の『Golden Age of BOTANICAL ART』の中にあったパーキンソンの作品。見事な筆致です。

以上画家パーキンソンに焦点を当てて書きましたが、『バンクス花譜集』展はBunkamura ザ・ミュージアムで3月1日までの開催です。







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日本蝶類保全協会のIさんから、『日本画家小松孝英さんの個展』の紹介の依頼がありました。
下記にお知らせしておきます。



日本画家小松孝英さんの個展を紹介します。
「水」と題し、9月13日(土)~23日(火祝)まで、東京田園調布
みぞえ画廊で開催されます。

小松孝英氏ブログ  http://blog.livedoor.jp/takahidekomatsu11/

興味がおありの方はご覧になってみて下さい。


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Author:naoggio
青山学院の近くで、オーダー家具のショップをやっています。
このブログでは仕事と関係ない趣味の写真を中心に、日々の出来ごとや思い出など書いて行こうと思います。
家具に興味をお持ちの方は、リンクトップの「order furniture standards」の方にも、是非遊びにいらして下さい。

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