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日々のスナップ、風景、そして蝶の写真など

naoggio写真日記

          昨日家内と娘の3人で国立博物館で開催中の「特別展 きもの」を見てきた。入場は会場の混雑を避ける
         ために時間区切りのの予約制となっていて、何もないよりは安心感はある。殊に私たちが訪れた夕方は閉館
         が近づくにつれて来館者も減り、最終的には会場には誰もいなくなって貸切状態で観覧することができた。
          まさか国立博物館でこんな状況を体験できようとは思ってもいなかったが、今後もこういったネット予約
         をまく使えば、新型コロナウィルスなどの感染をある程度回避しつつエキシビションを楽しめる可能性はあ
         りそうである。

         
         <iPhone10S トリミング>
         桜木にいくつかある駐車場の1つに車を停め、藝大横の上島珈琲店のテラス席で時間調整してから国立博物
         館の入り口に向かった。雨も止んで上野公園の上にかかる雲が美しかった。
         


         200726ipho_1334.jpg
         <iPhone10S トリミング>
         入り口で検温とQRコードの読み取りを終えて博物館の中庭に入るがやはり人影は少ない。



         200726em5340P7260027.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M5Ⅲ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO トリミング>
         会場である平成館の前まで来たら10人ほどの人が東の方角にカメラやスマホを向けているので何かと思っ
         たら・・・



         200726em5340_tP7260031.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M5Ⅲ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO トリミング>
         スカイツリーに虹が架かっていた。



 200726ipho_1344.jpg
         <iPhone10S>
         1時間半余の観覧を終えて平成館から出てみるとかなり天気は良くなってはいたがまだ雲も残っている。梅
         雨明けはまだ先のようだ。



         200726ipho_1345.jpg
         <iPhone10S>
         雲を見ると天候はまだまだ不安定そうだ。いつでも雨雲になってやると言わんばかり。それでも上野公園の
         噴水は動き始めていた。


         図録から・・・

         200727ipho_1348.jpg
         「陣羽織 黒鳥毛揚羽蝶模様」(16世紀)
         織田信長が用いた陣羽織。これは本物を見ておいてよかった。写真では伝えられない「もの凄さ」がある。
         上部の黒(実際には濃い瑠璃色が混ざる)と白い揚羽蝶は全てヤマドリの羽毛でできているらしい。大部分
         は翅に隠れているのに目に見えるような気さえする揚羽蝶の触覚の、描く弧の優美さと長さが実にいい。



         200727ipho_1353.jpg
         「振袖 紅紋縮緬地束熨斗模様(べにもんちりめんじたばねのしもよう)」(18世紀)
         名品中の名品だが、改めてデザインの素晴らしさに酔いしれる。



         200727ipho_1351.jpg
         「小袖 白練緯地亀甲檜垣藤雪輪模様(しろねりぬきじきっこうひがきふじゆきわもよう)」
         私としては安土桃山時代から江戸時代初期にかけてのおおらかで奔放なデザインのものが好みだった。
         






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  1. 工芸
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        福岡県久留米の着物専門店「蝶屋」の代表である高倉慶応さんが発起人となってスタートした"KIMONO PROJECT"
       は、最終的に213の国と地域を網羅した一大プロジェクトとなった。照準となった東京オリンピックは延期となった
       が、世界中の国を1枚の振袖と帯で表現しようという正に夢のようなプロジェクトを成功させた意義は大きいのではな
       いだろうか。
        私の家内にもお声が掛かり、西アフリカのモーリタニア・イスラム共和国の振袖を担当させて頂いたのだが、このプ
       ロジェクトの展示会が10月に京都の京セラ美術館で開催されることになったのでチラシを掲載しておくことにする。
        チラシの右上に写っているのが家内の作品で、モーリタニアの砂漠を行く駱駝や特殊な地形であるリシャット構造、
       漁業が盛んなお国柄を反映した海や、日本との接点の大きな部分である蛸などがモチーフとなっている。
        私自身、家内がこの仕事を引き受けるまでモーリタニアに関する知識はほとんどなかったのだが、家内と一緒に色々
       調べて大変勉強になったし、多少はモーリタニアへの理解が深まった気がする。おそらく全ての担当作家の方々や関係
       者がそういう思いを抱かれたのではないだろうか。最初は茫洋としたプロジェクトの内容に正直成功するのだろうかと
       不安を感じもしたが、アクションを起こすことの大切さを改めて認識した次第である。

       * 明朝(7月25日 日曜日)7時から放送の NHK 総合テレビ「おはよう日本」の中でこのプロジェクトのことが取
         り上げられる予定です。


         



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  1. 工芸
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         先週土曜日、家内と横浜の三渓園で開催されていた今年で第12回目となる工芸作品の展示即売会「日本の
         夏支度」を見に行ってきた。
         今回は鶴翔閣で行われる「日本の夏じたく」の他、旧燈明寺本堂でのコンセプト展「みてぐら」が開催され
         た。

                  
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         原三渓が明治35年に完成させた鶴翔閣。震災、戦災などで度々改変がなされたが、平成10年から12年
         にかけて元の姿に復元されたそうだ。290坪もの広さを誇る巨大な木造住宅である。。



         
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         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO トリミング>
         展示の写真はほとんど撮っていないが2枚だけ。これは楕円窓ではなくフォトショップを用いての切り抜き。
         ノーファインダーで撮ったため派手に傾き補正トリミングしたのでついでに遊んでみた。



         180519em1150_tP5190119.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         会場内には作家ごとに多くのブースが並んでいる。染織、漆、錫、ガラス、竹など様々な素材の作品で、日
         常に装い、或いは使うことのできるものばかり。
         翠鮮やかなこの時期、部屋内に置かれたものにも窓外の緑色が流れ込んでくる。



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         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         あまり入る機会のない鶴翔閣だが、たくさんの部屋をガラス窓の広縁が取り囲んでいて中は思ったより明る
         い雰囲気だ。



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         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         庭石の上に置かれた大きな湯のみ茶碗のような石・・・なんだろう?
         


         180524em160P5240051.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro>
         酒器には目がなく、ついついガラスの徳利を買ってしまった。



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         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         鶴翔閣を出て玄関先から軒を見上げる。



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         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         こちらは「みてぐら」の会場となっていた旧燈明寺本堂。



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         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         「みてぐら」・・・コトバンクに解りやすい解説があったのでそのまま引用すると
         「元々は御手座(みてぐら)で、神の宿る依代として手に持つ採物(とりもの)をさした。その後幣の字を当て
         たため,幣帛(へいはく)と混用され,布帛,紙,金銭,器具,神饌(しんせん)など神に奉献する物の総称の
         意にも用いられた。(https://kotobank.jp/word/みてぐら-872252)」

         とある。経緯はともかく、要は神への捧げ物である。

         この展示は全体的になかなかインパクトがあった。上の写真は素朴な素焼きの壺に穀物が入れてあるだけだ
         が、何か心惹かれるものがある。



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         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         中央に置かれたシンプルなガラスの壺。中には水が、辛うじて表面張力でこぼれないくらいに口一杯まで満
         たしてあって、覗き込むと人の歩行による振動などで微かに水面に波が動いたりする。なんとも繊細だ。


         
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         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         外陣から内陣を見る。須弥壇の前に朴木の枝が活けてあるようだ 。



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         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         桐材で設えられた台の上に木、紙、土、布、錫? など色々な素材で作られたものが慎ましく控えめに、し
         かしどこか誇らしげに置かれてある。



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         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         内陣の床に敷かれた和紙の上には黒い素焼きの壺が。



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         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         内陣と外陣を隔てる欄間格子の下には紙垂が下げられている。これは暖簾のようなものと組み合わせてある
         がもう1つしめ縄と紙垂を組み合わせたものもあった。
         作者に話を伺ったが、作り手として原点に回帰する時そこに「素材」との対話があり感謝があるとおっしゃ
         られていた。
         催しのパンフレットの「みてぐら」の解説の末尾に「素材を前に何かかたちを作ろうとするとき、人は試さ
         れているのだと思う」と書かれていたがその言葉はなかなか重いなと思った。



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         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         仏前にあって神への捧げ物。これでいいのだろうかという気もしないではないが、和の佇まいを堪能できた
         この展示は心に残るものだった。「試されるつくり手」達はこれからどんな素材で何を表現してゆくのだろ
         う。



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         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         樹種を聞くのを忘れてしまったが美しい木目の壺。この日のお気に入りの1枚だ。



         180519em1150P5190221.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>



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         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         切目縁には縄で編まれた敷物が敷かれていた。裸足で歩いたら健康に良さそう。



         180519em1210P5190010.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO テレコン1.4×>
         帰りがけに振り返って見ると池の奥に旧燈明寺本堂の大きな屋根が見えていた。



         180519em1210P5190262.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO テレコン1.4×>






  1. 工芸
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本日は朝6時に起きたものの、玄関のドアを開けた途端北風にあおられめげてしまいました。
いつもながら軟弱です。
そのかわり、という訳でもありませんが、家内につき合って、銀座松屋で開催中の「池田重子コレクション、日本のおしゃれ展」を見てきました。
着物や帯はもちろん素晴らしかったですが、帯留めや髪飾りの凝った細工にも感心させられました。
蝶や昆虫を題材にしたデザインも多く、なかなか良かったので、図録からいくつかご紹介しておきます。

おしゃれ1陶器の帯留めです。アゲハチョウですね。

おしゃれ3可愛いでしょ、翡翠です。さながらミドリシジミですか。

おしゃれ4タマムシにセミ、珊瑚や色々な宝石が使われています。

おしゃれ6銀線と七宝の髪飾り。とても精緻な細工です。






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プロフィール

naoggio

Author:naoggio
横浜でオーダー家具のお店をやっています。このブログは仕事と関係のない日々のスナップや過去の写真、また大好きな蝶の写真を中心にアップしていきます。家具に興味のある方はリンクトップの会社ホームページにも是非遊びにいらして下さい。

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