主に蝶の写真を中心にアップします。

naoggio写真日記

王子稲荷、狐の行列をご存知ですか?
私は恥ずかしながら名前くらいしか知りませんでした。

王子の稲荷の近くには昔から大きな榎があって、大晦日の夜そこに数百の狐が集まって狐火を燃やし装束を改めて稲荷にお参りした、という伝承があるそうです。また近隣農家の人達はその折りの狐火の数で翌年の稲作の豊凶を占ったとか。この言い伝えを受けて20年ほど前から狐の装束を施して練り歩く催しが行われるようになったということです。
歌川広重の作品に「王子装束ゑの木大晦日之狐火」というのがあって、これがその伝承をモチーフに作られた版画ですが、色といい構図といい、一目で引きつけられる傑作です。
広重王子 歌川広重「王子装束ゑの木大晦日之狐火」



何故突然王子稲荷なのかと言いますと、京都在住の姪が昨年の大晦日の夜この狐の行列に参加してから元日の我が家に泊まりに来て写真を見せてくれたからでした。




姪と友人の狐装束です。どなたが撮影して下さったのかはわかりません。
姪は太秦で衣装係をやっていたのでこのような出で立ちはお手の物と見え、なかなか堂に入ったものです。


111231P1014370.jpg
王子駅の高架下を通過中の狐の行列。



120101KIIMG_8096.jpg
姪が忘れていった装束ゑの木の手拭。

近年では参加者も増えてなかなか盛大な催しになって来たようですね。
妖怪好きの若者も多いのだとか。
私もこういった伝承には興味がありますので一度は大晦日に訪れてみたいなと思いました。
でも蝶好きの私がこの話を聞いてまず最初に頭に浮かんだのはエノキを食樹とするゴマダラチョウの事。
数百も狐がやって来て、根元の枯れ葉の裏で越冬中のゴマダラチョウの幼虫踏まれたりしなかったのかな?

という訳で今回私の撮った写真は最後の手拭だけでした。





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9月29日、朝日新聞朝刊の切り抜きです。
もしも読んでいらっしゃらなかったら是非読んでみてください。
私は昨日からずっとこの記事の事が頭から離れず考え続けています。

 2011-9-30-1

いかがですか?
久しぶりにミステリアスなロマンに浸る事ができました。
家内に「タヌキが自転車に乗るかな?」と尋ねると、「自転車に乗った少年に化けたのよ」と言っておりました。






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          まだ私が10代の頃です。夏真っ盛りのとても暑い日でした。東横線の大倉山にある大倉山記念館(この
         当時はまだ横浜市に売却されていませんでしたから大倉精神文化研究所でした)をミノルタの2眼レフで撮
         影したことがありました。この建物、近年ではドラマや映画のロケでもよく使われるのでご存知の方も多い
         と思います。
          記念館の周囲に人影はなく、大きな異国風の建物だけがが白昼夢のように目の前にそびえ立っています。
         なんだか非現実的な世界に放り込まれてしまったような妙な気分になりました。こういう気分嫌いではない
         のですが。
          周囲の林から降り注ぐ蝉の声を聞いて日陰に涼をとりたくなった私は、建物の裏手の大きな樹のある林に
         入って行きました。するとそこで、兄弟でしょうか、3人の子供達が虫取りをしているのに出逢いました。
          その子供達があまりに可愛らしかったのでたった1枚ですが写真を撮らせてもらいました。最後の写真が
         それです。変哲もないポートレートなのですが、3人の子供の表情や仕種が大好きで、私の宝物の1枚とな
         りました。
          この子達も既にお父さんお母さん世代、一体どんなになっているのかなあと想像を巡らします。


               1975年8月9日 大倉山(横浜市港北区) Minolta Autocord NEOPAN SS
               大倉山記念館1


               大倉山記念館2


               大倉山記念館3


         大倉山記念館の子供






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          大桟橋が今の姿になる30年ほど前、1975年のことです。英国の超豪華客船「クィーン・エリザベス Ⅱ 」
         が大桟橋に寄航しました。当時52万人の見物客で溢れかえった桟橋は、いつものさびれた様子とは打って
         変わって賑やかとなり、巨大なビルディングの如きその偉容は見物に来た人々をびっくりさせたたものでし
         た。そしてクィーン・エリザベス Ⅱ が日本を離れるその日のことです。
          当時19歳だった私は、桟橋の2階の送迎デッキの中程にある、ガラスで囲われた待合室の中の椅子に腰掛
         けて、1人ぼんやり外を眺めていました。出航の日はさほど人出は多くなく、見物人は皆外に出ていました
         ので、私の周りは人っ子一人いない閑散とした状況でした。この場所だけ、一足先にいつもの退屈な桟橋の
         雰囲気が戻ってきたような、そんな雰囲気でした。
          ところが、船の汽笛が鳴り、いよいよ出航かなという頃になって、私の右手から、トレンチコート姿の美
         しい日本人女性が、ゆったりとした足取りで歩いてきました。やがて私の斜め前方で立ち止まると、私に背
         を向け、船の方を向いてじっとしています。表情は見えませんが、その仕草から、なんだか遠いところを見
         ながら思い出に浸っているような、そんな印象を受けました。
          『これは絶対訳ありかな・・・』うぶな私にもそれくらいの空想力は働いたのですが、次に起こったことは
         当時の私としてはいささかショッキングであり感動的でもありました。
          今度は左手から、濃紺の制服と制帽をまとった金髪の青年が足早にやってきて、先ほどの女性の少し手前
         で立ち止まりました。女性は、ゆっくりと90度左に向き直り、金髪の青年と向き合っています。やがて、
         どちらからともなく自然に近づいた二人は、私の目の前で抱擁を交わし唇を重ね、そして離れまし
         た。1メートル程を隔てて向き合い見つめ合う二人。数秒後、カツンと踵を合わせて姿勢を正した青年は、
         女性に向かって敬礼し、そして回れ右をすると立ち去って行きました。青年の端正な面立ちと、制服の袖に
         あしらわれた幾本もの白い線が強く脳裏に残りました。
          とうとう一言も口を開くことなく別れた二人。私の眼前で繰り広げられたロマンスに、私は正直酔いしれ
         てしまいました。
          豪華客船を背景にした舞台装置に、たった二人の俳優、そして観客は私一人だけ・・・
          そういえば、家に帰ってから母親にこの話を聞かせた時、「きっと世界中に恋人を作ってるんでしょうね」
         と言ったことも強く記憶に残っています。
          さて、その大桟橋が外国人デザイナーの手によって現在の姿になったのは2002年。けっこう評判になり、
         よく写真にも撮られたようですが、私が初めて訪れたのは 2004年の1月でした。以前の横浜が、みなとみ
         らいの開発等ですっかり様変わりして行くことに抵抗を感じていた私は、あまり新しいものに近づかないよ
         うにしていたのかもしれません。けれども実際行ってみると、この大桟橋はなかなかの作品であることがわ
         かりました。色々な点ですっかり気に入り、けっこう写真も撮りました。下の写真はその中の1枚です。年
         賀状に使ったことがあるのでご存知の方もおいでかもしれません。子供に手を差し伸べる母親の姿が印象的
         でした。


            2004年1月18日 Canon EOS 10D 24~85mm F3.5~4.5
            大桟橋2004

  





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青山学院の近くで、オーダー家具のショップをやっています。
このブログでは仕事と関係ない趣味の写真を中心に、日々の出来ごとや思い出など書いて行こうと思います。
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