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日々のスナップ、風景、そして蝶の写真など

naoggio写真日記

昨日は4日ぶりにクロマダラソテツシジミの発生地に行ってみました。
11時頃現地に着いてみると既に midoriさんAkakokkoさん のお二人がお見えになっていらっしゃいました。
お二人に2頭の羽化不全個体を教えて頂き撮影。そのうちご近所の Yさんも到着され、4人でぶらぶらと散策を開始しましたが、天気も晴れたり曇ったりではっきりせずなかなかクロマダラソテツシジミを見つける事ができませんでした。
しかたなく先日卵を撮影したあたりで幼虫を撮影したりしながら成虫が現れるのを待ちました。


終令と思しき幼虫がこの寒さの中でも動きは鈍いものの餌食しています。


気温がなかなか上がらないのでこれはちょっと厳しくなってきたかなと思っていると正午を少し回った頃羽化個体がが見つかりました。


1201087DIMG_9223.jpg
驚きの羽化個体。どうやらメスのようです。


1201087DIMG_9530.jpg
上と同じ個体です。少し気温が上がると飛び立とうとして下の岩の上に落ちてしまいました。寒さでかじかんでいるせいかどうしても2本の口吻が揃わないようです。


1201087DIMG_9140.jpg
尾状突起の長い極小個体。比較対象がないので小ささがわかりにくいですがプロポーションを見て頂くと頭部が妙に大きいように見えると思うのですがどうでしょうか?人間のように身長に関係なく頭部の大きさはだいたい同じという事はないとは思うのですが、頭部も極端に矮小化するというような事はないのかもしれません。


R0028831.jpg
さらに以前幼虫がたくさん見られたソテツで2頭の羽化が見られました。下はオスですが上は雌雄不明でした。左上の方に蛹も見えています。
この他にもう1個体の羽化が見られたので計5頭の羽化が確認できた事になります。

羽化が終わった頃 I さんもお見えになり、寒いながらも賑やかな撮影会となりました。

この時期にこれだけ羽化があるというのは全く驚きです。蛹もまだ残っているようなのでもう暫く羽化が続くかもしれません。でも昨日は撮影していてさすがにいたたまれない気分になってきました。
幸運にも健全な状態で羽化してきた個体も、寒さでほとんど動く事ができないのです。
もちろん吸蜜もできなければ交尾もできません。ただ死んで行くためだけに羽化してくる訳です。
そもそもソテツはこの辺りに自然に繁殖するような樹ではありません。人間が運んできて植えるからこそこの発生地のような環境が生まれ、クロマダラソテツシジミも北上して一時的な発生をするのです。
いつかクロマダラソテツシジミが越冬体勢を確立し、この地でも子孫を残して行く事ができるようになる日が訪れるかもしれません。でも今は何もわからずにこの寒空の中で羽化を続けているだけです。
昆虫の観察に擬人化や人間の感情を持ち込むのは禁物かもしれませんが、あいにく私は人間なのでどうしても目の前で寒さに震えている蝶達に同情を禁じ得ません。人間が余計な事をしなければ、彼等にとっては想定外のこの寒さの中で何もできずに死んで行く哀れな蝶が次から次へと羽化してくる事もなかったのですから。
最後まで見届けるつもりでしたが、今は気持ちがちょっと尻込みしているところです。
蝶の観察をしていてこんなに可哀想な対象を今まで見た事がありません(或は多くの昆虫にこれに似た歴史があるのかもしれませんが)。もっと早く終息してくれた方が気が楽だったかもしれません。
さて、どうしたものでしょう?







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横浜でオーダー家具のお店をやっています。このブログは仕事と関係のない日々のスナップや過去の写真、また大好きな蝶の写真を中心にアップしていきます。家具に興味のある方はリンクトップの会社ホームページにも是非遊びにいらして下さい。

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