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日々のスナップ、風景、そして蝶の写真など

naoggio写真日記

            三渓園2回目。内苑を出て外苑に向かう。

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            <Sonyα7Ⅱ / Leitz Super Angulon-R 21mm f4>
            三重塔目指して急な坂道を登って行くと途中の笹薮の中にまた角柱に角穴だけの灯明が立ってい
            た。こういう形状を見るとどうしても穴に石を投げ込みたくなるらしい。



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            <FUJIFIILM GFX 50S / GF120mm F4 R LM OIS WR Macro>
            登りきった所に洋館の遺構がある。これは初代原善三郎が明治20年頃に建設した別荘跡で、伊
            藤博文が「松風閣」という名称を送った。
            下に絵葉書の写真と思われる解説プレートの写真を載せておくが、面白い建物だ。三渓の時代に
            は増築してゲストハウスとして利用されていたらしい。解説文には大正5年にアジア人初のノー
            ベル賞受賞者であるインド人の詩人・思想家ラビントラナート・タゴールがここに数ヶ月間滞在
            して詩集『さまよえる鳥』(同年アメリカで出版された英語の詩集)を残したとある。
            この詩集は現在でも内山真理子の訳で『迷い鳥たち』というタイトルで日本語訳が出版されてい
            るようだ。
            タゴールがこの松風閣に着いた時、障子が開かれた途端、海風とともに一羽の鳥が部屋に飛び込
            んできたらしい。それに感動した彼はそのことを「A stray bird comes to my window」という
            句に残した。そしてそれがそのままこの地で書き残した詩集のタイトルになったのだそうだ。
            「A stray bird comes to my window」がどうして「迷い鳥たち」となるのか、詩集を読んでい
            ないのでわからないが、普通に言えば「窓辺に来た迷子の鳥」であるから「迷い鳥たち」と、鳥
            がいきなり複数になってしまうのはどうしてなのだろう・・・などと気になり始め結局ポチッと
            してしまったので読後感はまた後日(この件に関しましては私の誤解がありました。『迷い鳥た
            ち』の読後感と共に8月19日の記事(CLICK)で説明してありますので御参照下さい。)

            親日家としても知られ、多くの日本人と親交の深かったタゴールであるが、軍国主義化する日本
            を批判し、1929年以後はとうとう来日することなく1941年に息を引き取っている。



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            <Sonyα7Ⅱ / Leitz Super Angulon-R 21mm f4>
            この場所は断崖の縁にあたる。当時は美しい東京湾が一望できたことだろう。天気の良い日であ
            ったなら、タゴールが抱いた感動もひとしおであったろうと思われる。


  
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            <FUJIFIILM GFX 50S / GF63mm F2.8 R WR >
            「旧灯明寺三重塔」に到着。康正3(1457)年、京都の木津川市の灯明寺(現在は廃寺)に建
            てられた塔。灯明寺はもともとは東明寺であったが江戸時代に改宗して灯明寺となった。この三
            重塔の瓦には東明寺と刻印されている。
            子供の頃遠足で訪れて以来幾度も目にしている塔だが、間隔をあけて訪れているせいかその都度
            異なった印象を受ける。



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            <Sonyα7Ⅱ / Leitz Super Angulon-R 21mm f4>



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            <FUJIFIILM GFX 50S / GF63mm F2.8 R WR >
            雅たというよりはざっくりした、ちょっと無骨な印象を受ける塔だが、屋根下の木組みが美しい。



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            <FUJIFIILM GFX 50S / GF63mm F2.8 R WR >



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            <FUJIFIILM GFX 50S / GF63mm F2.8 R WR >


 
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            <Sonyα7Ⅱ / Leitz Super Angulon-R 21mm f4>
            「旧矢箆原(やのはら)家住宅」は1960年になってダム建設に伴い横浜市に寄贈、移築され
            た合掌造りの民家である。築年は宝暦年間(1750年頃)。飛騨の三長者の一人といわれた矢箆
            原佐助の住宅でたいへん規模の大きなものだ。ここは内覧が可能な建物である。



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            <FUJIFIILM GFX 50S / GF120mm F4 R LM OIS WR Macro>
            棟を見上げると迫力がある。



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            <FUJIFIILM GFX 50S / GF120mm F4 R LM OIS WR Macro>
            軒下の構造も興味深い。柱から突き出ているのは梁などの構造部材ではなさそうだ。



            170810α72anguDSC03824
            <Sonyα7Ⅱ / Leitz Super Angulon-R 21mm f4>
            ここでは毎日囲炉裏で火が焚かれているので裏手には巻きがたくさん積まれている。



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            <FUJIFIILM GFX 50S / GF120mm F4 R LM OIS WR Macro>
            厩に展示されている馬の鞍はとても立派なもの。



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            <FUJIFIILM GFX 50S / GF63mm F2.8 R WR >
            民家には珍しい火灯窓(かとうまど)。



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            <FUJIFIILM GFX 50S / GF63mm F2.8 R WR >



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            <FUJIFIILM GFX 50S / GF120mm F4 R LM OIS WR Macro>
            客間の扇子をあしらった欄間はとてもセンスがよく見事だった。



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            <FUJIFIILM GFX 50S / GF120mm F4 R LM OIS WR Macro>
            火灯窓の上枠。ケヤキ材のようである。





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