主に蝶の写真を中心にアップします。

naoggio写真日記

        先日、山梨県でアサマシジミを探しましたが見つかりませんでした。夕方の短い時間でしたし、目的地には採集の
       方も見えていたので無理もないのですが、ここ数年アサマシジミを見ていなかったのでちょっと残念。
        そこで再度アサマシジミを探しに行く事になりましたが、どうせ行くなら高地性アサマシジミ(ミョウコウシジミ)
       と普通のアサマシジミ、それとその間の3タイプを1日で撮影しようという欲張った計画を立てました。
        お向かいのYさん、町田のSさんと共に夜中に出発し、明け方日本海に出て、そこから南下しながら3ヶ所の産地を
       巡ります。少々タフな計画なのでどうなる事かと思いましたが、目敏いSさんのおかげもあって運良く3タイプのア
       サマシジミを観察する事ができました。



        最初に訪れた産地は残雪に覆われた山々に囲まれた高地で大変美しい所でした。背景の入った画像をお見せできな
       いのが残念ですがご容赦下さい。ここは食草も豊富で個体数も多く、ミョウコウタイプから濃紺に近いような色の固
       体まで、何種類かのオスを観察する事ができました。

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       地色もやや淡く、ブルーが浅く儚げな色をした高地性のミョウコウシジミです。後翅外縁に高地性ミョウコウシジミ
      の特徴であるオレンジ班がぼんやりと浮かんでいます。


150613em5P6130102.jpg
       同上

150613em5P6130096.jpg
       同上、閉翅

   150613em5P6130035.jpg   150613em5P6130192.jpg
         アサマシジミは汗や人工物が大好きです。この時も最初は人の耳や帽子にとまりに来ていましたが、やがてカメ
        ラやザック、最後はペットボトルのキャップに御執心。離れなくなってしまいました。追い払ってもすぐ戻ってき
        てしまいます。キャップは濡れている訳ではないので、蝶は舐め戻しをしているのでしょう。プラスティック成形
        の際に用いられる離型剤が関係あるのではとも思いましたが真偽は不明です。

150613em5P6130195.jpg
         この個体は普通のアサマシジミのようなタイプですが、よく見ると後翅外縁にうっすらと橙斑が見えています。

150613em5P6130148.jpg
         上の写真と同一個体と思われますが、この写真では橙斑はほとんどわかりません。橙班の出方が弱い場合は強い
        光が入らないとわからないようです。


         
         2番目に向かったポイントではたくさんのヒメシジミの中から2頭のオスを見つける事ができました。どちらの
        個体もブルーの広がった美しいミョウコウタイプでしたが、最初の高地型に見られたような橙斑は見られませんで
        した。


150613em5P6130351.jpg
         恐らくこの日羽化したと思われるこの個体、ブルーが大きく広がってまさに息を呑む美しさです。ブルーの色味
        は高地型と大差ないように思われますが、新鮮なせいもあってか地色が濃く感じられました。

150613em5P6130357.jpg
         同上

150613penP6130859.jpg
         同上

150613summP6130791.jpg
         サービスの良い個体だったので、E-P5にヘリコイド付きのマウントアダプターを介していつものDR Summicron
        50mm f2 をつけて撮影。これだと相当近接撮影が可能です。f5.6で撮影しましたが自動絞りではないのでピント
        合わせが難しいです。でもオールドレンズとは思えないクローズアップ時の切れ味とオールドレンズらしい優しめ
        の(大人っぽい)色表現が得られて自己満足(笑)。

150613em5P6130403.jpg
        別個体です。上の個体より若干ブルーの面積が狭いですが、色に深みがあってこれもまたきれいでした。

150613em5P6130388.jpg
        上と同じ個体のアカツメクサ吸蜜です。この他シロツメクサやエビラフジの花でも吸蜜していました。



         3カ所目は長野県の比較的低標高の場所です。食草の生えた草むらで、Sさんが辛うじて1頭のオスを見つけて
        下さいました。食草はごく限られた場所にしかなく、この地のアサマシジミの将来がとても心配です。


150613em5P6130555.jpg
         山梨県の平均的なアサマシジミと比べるとけっこう青鱗が発達していますが、前出の2タイプと比べるとだいぶ
        暗い色合いで、これぞアサマシジミといった印象でした。
        

150613em5P6130588.jpg
         同上

150613em5P6130616.jpg
         近くにもう1頭とまっています。上から5つ目の黒点が楕円ぽいのでアサマシジミかと思いましたがヒメシジミ
        のようでした。


         今回私はメスを撮影する事ができなかったのですが、1日で色々なタイプのアサマシジミに出合うことができ大
        いに満足の1日となりました。御一緒させて下さったYさん、Sさん、早朝7時前から18時近くまでの長〜い撮
        影、本当にお疲れ様でした。またよろしくお願い致します。        





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  2. / comment:12
  3. [ edit ]

  1. 2015/06/15(月) 15:32:30 |
  2. URL |
  3. ダンダラ
  4. [ edit ]
一日でアサマシジミの3タイプ撮影とはすばらしい成果ですね。
ミョウコウシジミの高地型のオレンジ班を持つ個体は良く知りませんでしたので勉強になりました。
山梨のアサマは採集者が多く、これからが心配ですね。

  1. 2015/06/15(月) 18:43:28 |
  2. URL |
  3. BANYAN
  4. [ edit ]
高地性アサマシジミは7月に入ってからと思っていましたが、こんな早い時期に発生するのですね。
翅表のオレンジ紋も初めて知りました。僕が一度だけ撮影したヤリガタケを見直しても出ていないようです。
高地性よりも平地に近い産地の方が心配な蝶かもしれないですね。

  1. 2015/06/15(月) 23:00:22 |
  2. URL |
  3. cactuss
  4. [ edit ]
高地性のミョウコウシジミにはオレンジ斑が出るんですね。
知りませんでした。
ブルーの広がったミョウコウシジミも美しいですね。
低標高地のアサマシジミもらしい色でいいですね。

Re: タイトルなし

  1. 2015/06/16(火) 11:28:34 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
> ダンダラさん
Sさんのおかげでなんとかミッションコンプリートできました。
採集者はいる事はいたのですが、節度ある方々でしたので撮影に支障はありませんでした。
ミョウコウシジミのオレンジ斑は私も初めて見たのですが北部の山間部ではけっこう出現するらしいです。
山梨県のアサマはますます数を減らしているようなので心配ですね。
来年は以前見かけたポイントを回ってみようと思っています。

Re: タイトルなし

  1. 2015/06/16(火) 11:37:42 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
> BANYAN さん
はい、私もまだ早いと思ったのですが、日本海側ではけっこう発生が早いのですね。
長野県の山間部では7月に入ってからになると思います。
オレンジ斑は私も初めて見ました。これは北部のミョウコウタイプの特徴だそうです。
山間部は食草も険しい斜面に生えている事が多く簡単に絶滅はしないと思いますが
おっしゃるように平地のピンポイント産地は黄色を通り越してオレンジ信号、或は赤信号?が灯っている所が多いと思います。
必要以上の採集は自粛して頂けたらと思います。

Re: タイトルなし

  1. 2015/06/16(火) 12:42:14 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>cactuss さん
はい、オレンジ斑は私も初めて見ました。
撮影していてなんだかおかしいなあと思ったらこれでした。
北部ミョウコウタイプの特徴らしいです。
色々な変異があるのがアサマシジミの魅力ですね。
おっしゃるように低地のいかにもアサマシジミ、という色合いのものも大好きです。
どこでも数を減らしているようなので心配ですがなんとか生き延びて行ってほしいものです。

  1. 2015/06/16(火) 15:03:19 |
  2. URL |
  3. clossiana
  4. [ edit ]
アサマシジミがこれほどに友好的だなんて驚きでした。
私にはいつも(と言ってもさほど見た訳でもありませんが。。)つれない素振りでした。その辺りはnaoggioさんの人柄なんでしょうね。
それにしても強硬日程の中でいつも通りにきちんと丁寧に撮られていて、さすがだなと思いました。naoggioさんらしい作品ですね。

  1. 2015/06/16(火) 16:43:18 |
  2. URL |
  3. midori
  4. [ edit ]
アサマシジミ満喫おめでとうございます。
3ヶ所とも、ジャストタイミングって感じでしょうか...羽化したてと思われる個体は、仰る通り、まさしく息を呑む美しさ、ですね。何度もスクロールしてしまいました。いゃ~、きれいですね(*^_^*)。
ご一緒させて頂いた、ミョウコウシジミ撮影行を思い出してしまいました。
山梨のアサマシジミは、青鱗ののりは弱いかもしれませんが、ボリュームがあって好きです。個体数の減少が心配です。

凄い~(*^^)v

  1. 2015/06/16(火) 20:21:54 |
  2. URL |
  3. kayo☆
  4. [ edit ]
一日で3タイプのアサマシジ撮影~コンプリート凄いですv-91
高地性のアサマシジミ(ミョウコウシジミ)のオレンジ班が目を惹きますねv-237
ペットボトルに止まるブルー美しい翅にも目が釘付けでしたv-424
いつもの事ながらnaoggioさんの写真の美しさに感動しますe-343
遠征お疲れさまでしたe-312

Re: タイトルなし

  1. 2015/06/16(火) 20:24:53 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>clossiana さん
コメントありがとうございます。
アサマシジミは私の経験では かなりフレンドリーな行動をする事が多かったです。
今は駄目になってしまった山梨県のポイントではいつもカメラのストラップやレンズ、靴等に止まりにきました。
けっして私の人柄のせいではありません(笑)。
今回の撮影ではサービスの良い個体に恵まれたのでまずまずの写真を撮る事ができました。
例によって私はぼ〜っとしていますので、同行の方々のおかげが大きかったのは言うまでもありませんが。

Re: タイトルなし

  1. 2015/06/16(火) 20:32:58 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
> midori さん
はい。おかげ様で絶好のタイミングでした。
最初のポイントではメスもいたのですが他ではオスしか見られませんでした。
羽化直個体は本当にきれいでした。midoriさんにも見せてあげたかったです。
山梨のアサマは確かに大きいのがいますね。
近頃見ていませんがだんだん危険状態になってきているようなので心配です。
また一緒に探しに行ってみましょう。

Re: 凄い~(*^^)v

  1. 2015/06/16(火) 20:41:30 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>kayo☆ さん
おかげ様でなんとか予定通り撮影する事ができました。
私はすぐ諦めてしまうのでダメですが、Sさんは簡単には諦めないので本当に助かりました。
オレンジ斑の乗ったタイプは私は初めてでしたが、北部のミョウコウタイプではよく出るらしいです。
ペットボトルのキャップはよほど気に入ったらしく、2頭でずっと戯れていました。
いっそ連れて帰ろうかと思ったほどです(笑)。
同じような写真ばかりでつまらないかなと思ったのですがお褒め頂きありがとうございました。

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青山学院の近くで、オーダー家具のショップをやっています。
このブログでは仕事と関係ない趣味の写真を中心に、日々の出来ごとや思い出など書いて行こうと思います。
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