主に蝶の写真を中心にアップします。

naoggio写真日記

         以前にも書いたかもしれませんが、私が初めて手に入れた一眼レフカメラはPENTAX SP でした。中学生の時、
        親にせがんで買ってもらったものです。我が家は貧乏でしたのでそれ以降大学在学中も、このSPを使い続けまし
        た。
         大学2年の時に高校の友人達と大雪山に行く機会を得、勇躍青函連絡船に乗り込んでで北海道へ渡りました。
        その時お供をしてくれたカメラもこのPENTAX SP と、親のお下がりで愛用の二眼レフ、Minolta Autocord でし
        た。
         SPについていたレンズは下の写真の TAKMAR 55mm F1.8 で、廉価版の標準レンズです。お世辞にも良いレ
        ンズとは言い難いレンズだとは思いますが、それでもずいぶん活躍してくれたので、今でも捨てられずに残してあ
        ります。ボディーの方は巻き上げレバーが外れてしまって使用不能ですが、それも捨てられずとってあります。
         PENTAX SP のマウントは M42 マウントですので、このTAKUMAR 55mm も、アダプターを介してミラーレ
        ス機に装着する事ができます。そこで今回、久しぶりの大雪山を訪れるにあたって、このレンズも持って行く事に
        ました。カメラバックの底に眠っていたレンズにも、久しぶりに北海道や大雪山の空気を吸わせてやれればと思っ
        たのです。そしてできれば同じレンズでウスバキチョウも・・・


            150701tg3P7010003.jpg
                   SMC TAKUMAR 55mm F1.8とKERNEL製M42-M4/3マウント。


         下の4枚の写真は39年前に大雪山を訪れた時に上のレンズで撮影したものです。白雲岳から忠別岳へ向かう途
        中には数百のウスバキチョウが舞っていました。

     7406spimg139.jpg
     左)1976年6月22日 黒岳から白雲岳に向かう途中の雪渓。右)同6月23日 大雪と十勝連峰の山々。トムラウ
     シ山から十勝岳に至る稜線が一望できました。 

    7406spimg141.jpg 7406spimg144.jpg
     左)1976年6月22日 当時も今もフレンドリーな大雪のシマリス君。右)同23日 羽化したばかりと思われるウ
     スバキチョウ。


         さて、再訪を誓って後にした大雪山でしたがあっという間に39年が過ぎてしまいました。でもようやくその機
        会が巡ってきました。今回は稜線までは行かず、ウスバキチョウの撮影が目的ですが、それでも久々の大雪登山は
        わくわくします。


150626ep5P6260229.jpg
         目的地までの間には大きな雪渓のトラバースがあります。思ったより急傾斜で安全のためアイゼンを履きました。
        雪渓上部をこわごわ渡る家内です。
       

150626ep5P6260230.jpg
         途中から雲が切れ陽が射し始めました。遠くの山も見えてきて気分が高揚します。でもちょっと緊張でした。

150626ep5P6260256.jpg
         目的地直下の雪渓を登る頃にはすっかり良い天気に。背後の山々もくっきり見えてきました。
         
150626ep5P6260254.jpg
         途中フレンドリーなシマリス君に会いました。広角ズームで撮ってこれでもノートリミング。盛んに掘り出し食
        餌中。時々こちらを見ますが逃げようとしません。

150626em5P6260044.jpg
        目的地ではたくさんのウスバキチョウを見る事ができました。これは羽化したてのメス。なかなか近づけないので
       トリミングです。

150626em5P6260113.jpg
         産卵でしょうか、食草のコマクサに止まって腹部を曲げています。

150626em5P6260125.jpg
         クロマメノキだと思うのですがピンクの花が咲いていてそこにウスバキチョウのメスがやってきました。

150626em5P6260133.jpg
         見ていると吸蜜を開始しました。こういう時は警戒心が薄く、近づいてもあまり気にしません。

150626em5P6260131.jpg
         同上。

150626em5P6260137.jpg
         吸蜜を終えて一休みです。

150626em5P6260159.jpg
         コマクサの上で翅を休めるメス。

150626m3IMG_1230.jpg
         どういう訳か私が撮影したのはほとんどがメスで、オスのましな画像がなかったのですが家内がオスの開翅を撮
        影していました。

150626em5P6260142.jpg
        アサヒヒョウモン。特徴的な裏の模様を撮影したかったのですが上手く行きませんでした。

150626em5P6260116.jpg
        同上

150626em5P6260169.jpg
         ダイセツタカネヒカゲはたくさん見られました。砂礫帯の石の上に止まりますが落ち着きがなく案外撮影しにくい
       です。

150626em5P6260216.jpg
         同上。吸蜜中です。

         ここでようやくTAKUMAR 55mm の事を思い出し、ウスバキチョウを探しましたが、午後になるとほとんど止
        まる事がなくなり、とうとうオールドレンズでのウスバキチョウ撮影はかないませんでした。仕方なく下山途中に
        TAKUMAR 55mmで風景を撮影しました。下の4枚がそれです。

P150626tuku6260274.jpg


150626takuP6260292.jpg


150626takuP6260277.jpg


150626takuP6260264.jpg

         こうして見るとデジカメにつけても解像度の甘いざらっとした描写ですが、それがこのレンズの持ち味。写真の
        出来はともかくも、初めて手にした一眼レフのレンズと再び大雪山を訪れる事ができて良かったです。




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  3. [ edit ]

  1. 2015/07/01(水) 21:28:18 |
  2. URL |
  3. BANYAN
  4. [ edit ]
黄色が鮮やかなウスバキチョウはいいですね。
僕が行ってからもいつの間にか10年以上が経過してしまいました。
少し色あせた個体しか撮影できていないので、こういう黄色いウスバキをいつか撮りたいと思っています。
アサヒヒョウモンも未撮影です。
半開翅でも翅裏が写っているのがいいですね。

  1. 2015/07/01(水) 22:45:58 |
  2. URL |
  3. ダンダラ
  4. [ edit ]
私も大雪山は昨年40年ぶりくらいに登りましたが、ウスバキチョウの舞う場所は心が躍りますね。
新鮮な個体が撮影できておめでとうございます。
昨年はアサヒヒョウモンが撮影できず、再度登らなければと思っていますので、一度に大雪の蝶3種を撮影されたのはうらやましいです。
レンズのほうは、こうしてみるとやはり時代を感じますね。

Re: タイトルなし

  1. 2015/07/02(木) 14:53:04 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
> BANYAN さん
そうですね。黄色が鮮やかだとこんなにも黄色い蝶だったのかと驚かされます。
BANYANさんが行かれてから10年 ! 早いものですね。
アサヒヒョウモンは一枚だけ止まった瞬間に裏を撮ったのですがピンぼけでした。
ダイセツタカネももう少し上手く撮りたいのでまたえっちらおっちら登るしかなさそうです(笑)。

Re: タイトルなし

  1. 2015/07/02(木) 15:01:41 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>ダンダラ さん
ウスバキチョウはほんとうに素晴らしい蝶ですね。
蝶自体も美しいですが、あの風景の中を飛び回っているのが信じられないです。
簡単には出掛けて行けませんが是非また撮影に行ってみたい蝶の一つです。
アサヒヒョウモンは以前見たときはこんなにすばしっこい印象ではなかったのですが、
今回はいてもなかなかシャッターチャンスがありませんでした。
レンズは、おっしゃる通り時代を感じる写りでした。でも逆に時代を感じさせてくれた所が面白かったとも言えるかもしれません。

  1. 2015/07/03(金) 15:48:56 |
  2. URL |
  3. clossiana
  4. [ edit ]
北海道に遠征でしたか。。羨ましい限りです。ウスバキを始めとして素晴らしい写真の数々にため息が出ました。雪渓の様子からは、いつもの雪の量かな?って感じですが、雪の量はいつもと同じでも、こちらは年々、年老いてゆくのですから、もうあの雪渓をトラバースは出来ないのでしょう。

  1. 2015/07/03(金) 17:43:17 |
  2. URL |
  3. midori
  4. [ edit ]
39年前のウスバキの個体数は、今と比べてどうたったのでしょうか?
シマリスを含めての比較写真おもしろいですね。自然の姿は、あまり変わって
いないようでホッとしますが...そうでもないのかな!?
ウスバキの1枚目、とてもきれいですね。私もいつか撮りたいー(*^_^*)!!
他2種の蝶も新鮮そうで、美しいです。
シマリスもかわいいー。堪りません!!

Re: タイトルなし

  1. 2015/07/03(金) 17:56:45 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>clossiana さん
コメントありがとうございます。
ハイ、行って参りました。久しぶりだったので土地勘がなく、移動の距離感も曖昧でちょっと戸惑いました。
やっぱり北海道は広いですね。音更から旭川まであんなにかかるとは思いませんでした(汗;
clossiana さん、お見受けした所とてもお元気そうなのでまだまだ雪渓全然大丈夫だと思います。
軽アイゼンとストックがあればバランスを崩す事もないでしょうし。
来年あたり御一緒にいかがですか?

Re: タイトルなし

  1. 2015/07/03(金) 18:05:18 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>midori さん
個体数ですね。場所は違いますが39年前に行った時の方がたまたまかもしれませんが桁違いに多かったです。
それこそ周り中がウスバキチョウでした。
でも自然状態に大きな変化は見られないように思います。
カッコいい女性レンジャーの方ともお話しさせてもらいましたがこの季節は毎日巡回しているそうです。
頂上で帽子でウスバキチョウ採ろうとしている人がいて注意してきたとおっしゃっていました。
こういった方々の努力もあって貴重な環境が守られているのですね。
シマリスは連れて帰ろうかとも思ったのですが、うちには猫がいるのでやめる事にました。

感動~♪

  1. 2015/07/03(金) 20:33:38 |
  2. URL |
  3. kayo☆
  4. [ edit ]
大雪登山お疲れさまでしたv-237
凄い行動力~お天気が良くなりワクワク度も増したことでしょうねv-91
ウスバキチョウの黄色鮮やかな姿に感動しましたe-460
39年ぶりの再会にも感動v-219
ダイセツタカネヒカゲにアサヒヒョウモン会えて良かったですねe-343
私には出会えない3種の蝶、楽しませていただきましたe-420

Re: 感動~♪

  1. 2015/07/03(金) 21:30:23 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
> kayo☆ さん
登山と言っても1時間半くらいなので距離と標高差はたいした事はありません。
ただ雪渓のトラバースは思ったより傾斜がきつく緊張させられます。
辿り着いた所は山上の別天地。本当に感動的でした。
アサヒヒョウモンは近頃少なくなってしまったようで駄目かなと思っていたのですがなんとか見る事が出来ました。
表大雪の方にも分布しているのでコースを選べば数は少なくても危険なく出合えるポイントもあると思います。
私もこれから情報収集してみようと思っています。

  1. 2015/07/08(水) 20:12:36 |
  2. URL |
  3. cactuss
  4. [ edit ]
ウスバキチョウのちょうどいい時期だった様で、美しい写真ですね。
高山蝶3種を充分、撮影された様で、うらやましいです。
定年になったらまた、行ってみたいと思います。

Re: タイトルなし

  1. 2015/07/08(水) 21:53:45 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>cactuss さん
北海道に行く前日まで天気に気をもんでいましたが、おかげ様で運良く晴れてくれました。
時期的にはメスが盛んに羽化してくる時期だったようで、交尾を見かけた方もいらっしゃいました。
3種のうちアサヒヒョウモンは難しいかなと思っていたのですがけっこう飛び回っていました。
ただ思うようにはなかなか。
cactussさんが行かれる時には是非お誘い下さい。

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Author:naoggio
青山学院の近くで、オーダー家具のショップをやっています。
このブログでは仕事と関係ない趣味の写真を中心に、日々の出来ごとや思い出など書いて行こうと思います。
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