主に蝶の写真を中心にアップします。

naoggio写真日記

12日と18日、再び港に蝶を求めて出掛けてみた。
12日は山下公園界隈。車で海岸通りに入いり郵船博物館の前にさしかかったら木漏れ日が美しく脱線。
久しぶりに持ち出したペンタックスの6×7でも撮影してみたがその写真は次回に。

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郵船博物館から海と反対に向って大通りに出た所。本町3丁目の角に横浜銀行協会の建物がある。
横浜のビルディングの中では私の一番のお気に入りだが、最近外壁が塗り直されちょっと趣が薄れてしまった。
まあ何十年か経てばまた落ち着きを取り戻すだろう。取り壊されなかっただけでもありがたい事だ。
久しぶりにその建物を撮影していたらルリタテハが飛んで来て壁に止まった。ちょっと高い位置だったのだが靴を脱いで門の横の石の上によじ上って撮影した。人目の多い場所なのでけっこうヒヤヒヤした。


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駐車場に戻り出庫しようと思ったら一万円札しかなくて出庫できず。9時半だと店も開いていないので仕方なく山下公園まで歩いてみた。
大桟橋の入り口にある YOKOHAMA BLUE でまた脱線。この SHOP ができた頃はなんだか違和感を感じたものだが今ではすっかりこの場所に馴染んでしまった。


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ブルーのガレージドアと古いリシンの茶色い壁のマッチングが憎い。


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ガレージの中には濃いライラック色に塗られたバスが置かれていた。単独でこの色を見たら敬遠してしまうかもしれないがブルーのドアの隣にあるせいか、ここではとても美しく見えた。


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ようやく目的地の氷川丸前に到着した。出迎えてくれたのはチャバネセセリ。
自宅付近では今年は見られなかった蝶だが、港湾地区ではけっこう姿を見る事ができた。


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氷川丸前の花壇では常連のイチモンジセセリが遊んでいる。キチョウもいたが撮影できなかった。


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      上と同じ2個体。暫く同じ体勢でいたので縦構図でも撮ってみた。


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山下公園の花壇にはアオスジアゲハが吸蜜に来ていた。


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公園のベンチの向こうはこの上なく気持ちよい秋の日射しに輝く東京湾。撮影なんかやめてぼんやりしていたくなったがあいにくベンチは全て塞がっていた。


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氷川丸の鎖に並ぶ鳥は鵜からウミネコとユリカモメに変わった。ユリカモメはこれから数を増やすだろう。


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18日、午前中は別宅の草刈りと掃除で汗をかいた。疲れたので午後は休もうかなとも思ったが、行きつけの蕎麦屋「やまもり」で鴨せいろを食べたら元気がでてきた。東横線白楽駅近くにあるこの蕎麦屋は娘が生まれた頃開業した店でもう25年続いている。一時期家内のアルバイト先だった渋谷の画廊主の御子息が始めた店だ。開店当時は娘をバスケットに入れてベンチ席に置き、上手い事寝かしつけては家内と蕎麦を頬張った。以前にも書いたかもしれないがとても美味しい蕎麦屋である。
元気も出たし、どうしても午後の倉庫に陽が当たる時間帯に行ってみたかったので赤レンガ倉庫に向けて出発。


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赤レンガ倉庫前の花壇に着くといきなりアオスジアゲハが現れた。まだカメラをセッティングしていなかったので慌ててしまった。
レンズを交換しISO設定を変更し、それでも何カットか撮影する事ができた。


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      最初のきれいな個体が飛び去ってから、右後翅が大きく欠損した個体が飛んで来た。


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この個体はずいぶん長い事ここで吸蜜していたので落ち着いて撮影する事ができた。蝶は翅が大きく欠損した時、どうやって飛行のバランスを保っているのだろう?


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倉庫の方からはオクトーバー・フェストのお祭り騒ぎの大きな音が聞こえてくる。ビールを飲ませるだけではなくステージもあるらしい。

 
連写していたら面白いシーンが写っていた。バーベナ・ボナリエンシスの花で吸蜜していたアオスジアゲハの口吻から花が抜けなくなってしまったようだ。飛び上がったら花も花穂から抜けてしまい一緒に空中へ。 
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脚を使ってなんとか抜き取ろうと奮闘。最後には無事抜けて花は落下していった(赤矢印)。色々な事があるものだ。
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最初左下の画像を見たのでアオスジアゲハは花を摘んで空中で吸蜜するのかと思ったが、前後を見て、ただ抜けなくなっただけだったのだと納得した。空中吸蜜だったらよかったのに(笑)。
さすがに傷んだ個体が多くなってきた蝶達。成虫越冬種だけになる前に、もう少しだけ夏の名残を楽しませてもらいたいと身勝手な事を考えながら帰途についた。

撮影は蕎麦の写真以外全て OLYMPUS OMD E-M5 Ⅱ /M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
蕎麦の写真は OMD E-M5/P.Angenieux Paris 25mm F0.95 WB Auto ISO3200 f 1.4 1/1250 -1.3EV





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  3. [ edit ]

港の蝶

  1. 2015/10/20(火) 00:20:35 |
  2. URL |
  3. kazenohane
  4. [ edit ]
こんばんは。
先入観があるせいか横浜は、どこを切り取ってもおしゃれなイメージがありますね。
背景を入れた蝶の広角撮影、どれも素敵に仕上がっていますね。
特に好きな写真は、氷川丸と二人連れの人物を背景にしたイチモンジセセリです。
人間の生活とは関わりなく、蝶の生活が同じ画面に写し込まれているところは、
ある意味ではシュールな画像かも知れませんね。
このレンズの可能性をさらに感じました。

  1. 2015/10/20(火) 09:13:22 |
  2. URL |
  3. ダンダラ
  4. [ edit ]
アオスジアゲハの一連のシーンは面白いし貴重なシーンですね。
アオスジアゲハも焦ったでしょうね。
広角でのスナップ、背景の人物も外人さんが多く、横浜らしくていいです。

Re: 港の蝶

  1. 2015/10/20(火) 13:47:09 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>kazenohane さん
御存知の通り横浜にも色々な表情の場所があります。
本当はもっとディープな部分にも踏み込みたいのですが、どうしても港や山手に出掛けてしまいますね。
気に入って下さった写真は私も一番のお気に入りです。人間と蝶が2対2、というところも気に入りました。
現実はある側面から見ると常に超現実的。それを蝶の姿を借りて少しでも表現できたらいいなと思います。
「シュール」最高のお言葉をありがとうございました。

Re: タイトルなし

  1. 2015/10/20(火) 13:58:15 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>ダンダラさん
ありがとうございます。
アオスジアゲハの連続写真は珍しく家族にもうけました(笑)。
口吻にくっついたものを脚で取り除くという行動。当たり前のようですが私はけっこう感心してしまいました。
そう言えばご指摘のようにスナップの背景外人さんが多かったですね。
余談ですが、イチモンジセセリの2枚目の画像でピンクのバッグの御婦人(推定グランマ)に連れられている女の子、
暫く私の後ろでママ(後ろの黒い服)に写真を撮ってもらっていたのですがとにかく可愛らしかったです。

  1. 2015/10/20(火) 16:45:23 |
  2. URL |
  3. midori
  4. [ edit ]
ルリタテハ撮影お疲れ様でした。
ドキドキ感が伝わってきました。
この時期、美蝶が現れたら追っかけてしまいますよね。
氷川丸バックですか...やられました(*^_^*)!!
山下公園のアオスジいいですね。ベンチにカップルが欲しかった
のでは...!?
赤レンガバックのジャスピン“アオスジ”...参りました。
面白いシーンが撮れましたね(驚)。

Re: タイトルなし

  1. 2015/10/20(火) 22:40:48 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
> midori さん
こんな所にルリタテハが飛んで来るのは稀なので、後先考えず靴を脱いでました。
誰かに見られていると認識するのがいやだったので後ろは振り向きませんでしたね(笑)。
氷川丸の山下公園よりの花壇はけっこう良いポイントですが、赤レンガの花壇ほど色々な花はありません。
山下公園のアオスジは花が低い所にあるので背景入れるのが厳しくて・・・カップルがいたら最高でしたが。
赤レンガのアオスジの焦った様子面白いでしょ。これもmidoriさんのおかげで撮影できました。ありがとうございます。

  1. 2015/10/21(水) 19:33:56 |
  2. URL |
  3. BANYAN
  4. [ edit ]
横浜は各所の花壇に蝶が来るのでいいですね。
少し前に川越市内を少し歩いてみましたが、花が少なくて撮影は難しいと感じました。
赤レンガも前より明るく条件が良かったのでしょうか。
氷川丸も誰もが知っている横浜らしい背景で素晴らしいです。

  1. 2015/10/21(水) 21:42:44 |
  2. URL |
  3. Sippo☆
  4. [ edit ]
私はもっぱら、蝶だけをクローズアップさせて撮影するスタンスですが
人や、周囲の光景が入り込むと
全く違う空間になりますね!
チョウチョたちの眺める世界って、
草花だけでなく、もっと大きな世界も一緒に見ているんだなあって。
アオスジ、面白い瞬間が撮れましたね!
こんなこともあるんですね。
なんか、こういうさりげない日常のハプニングって
楽しいです(^-^*)
拍手☆

Re: タイトルなし

  1. 2015/10/22(木) 13:13:25 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>BANYAN さん
そうですね。確かに言われてみれば決まりきった種類とは言え花壇によく蝶が飛んできますね。
当たり前のように思っていましたがその点は恵まれているのかもしれません。
赤レンガについては肝心な事を書き忘れていましたが、前回より陽が当たっている分倉庫が浮かび上がって見えていました。
ただ斜光になってきて、出て欲しくない所に黒い影が濃く出てしまうようなデメリットもあり、
もう少し早い時刻が良かったのかなとも思いました。
氷川丸背景は何年か前にブログに上げた事がありましたが、その時よりは今回の方が上手く撮れたような気がします。

Re: タイトルなし

  1. 2015/10/22(木) 13:36:17 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>Sippo☆ さん
望遠ーマクロー広角 同じ蝶を撮っても使うレンズで全く違った意味合いの写真になりますね。
蝶撮影者の多くは、良いモデルさんさえいてくれれば欲張って全てを試してみる事が多いようです。私もその例に漏れませんが(笑)。
マクロに徹して昆虫の見せてくれる微妙な表情を追求されているSippo☆ さんのお仕事、私は素晴らしいと思っています。
でもたまに遊びと思って広角を試してみられるのも面白いかもしれませんね。
アオスジアゲハ、可笑しいでしょ。けっこう焦った感が伝わってきて、画像見ながら笑ってしまいました。

蛇足です。御存知かもしれませんが、昆虫の見ている世界についての科学的アプローチとして、ユクスキュル/クリサート著「生物から見た世界」という古典が大変示唆に富んでいて面白いです。もしお読みになられた事がなかったら御一読お勧めします。(Amazonで文庫713円)

  1. 2015/10/23(金) 16:50:13 |
  2. URL |
  3. clossiana
  4. [ edit ]
Blue.Yokohamaって言えば勿論、「ブルーライトヨコハマ」ですね。記憶では、ちょうど上京してきたころに流行っていました。そうすると私と石田あゆみは同じ年頃なのかもしれないな?などと、どうでも良いことを思ったりしました。ルリタテハの影が長く伸びていて、それは中島美嘉(こんな字だったかな?)の「雪の華」の一節、伸びた影を歩道にならべ。。」を連想させました。やっぱり横浜って横浜っていうだけで雰囲気が違いますね。「アオスジの口吻が抜けなくなる」事件は最高傑作ですね。ああいう場合には足を使って何とかするなんて生態的にも新知見だと思いますが、それを飛びながらやれるってところに拍手喝采です。

Re: タイトルなし

  1. 2015/10/23(金) 20:20:31 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>clossiana さん
「ブルーライト・ヨコハマ」は調べたら1968年12月25日リリースだそうです。
齢バレですが私は6年生でしたね。恋という感覚を現実的風景として感じるようになったきっかけの曲、だったかもです。
clossiana さんは上京された頃という事ですのでまた違った思いがおありなのでしょうね。
「雪の華」名曲ですね。でも冒頭の歌詞なんてはっきり認識していませんでした。
「伸びた影を歩道にならべ」・・・なるほど、いつか秋の蝶が2頭並んで影を引いている絵を撮ってみたいものですね(笑)。
アオスジの口吻事件は実はけっこうびっくりしました。さすがはclossiana さん。私が思っていた事をズバリ言い当てて下さいました。
clossiana さん流に可能性を2つに分けて考えてみました。
1、蝶がこういったトラブルに合う事はけっこう頻繁にあり、それでこのような時はどうすれば良いかを行動パターンとして知っていた。
2、こんな事は滅多にないが、蝶は案外賢くて脚を巧みに使ってうまく対処し花を取り除く事が出来た(口吻の掃除などの行動はよく知られているのでそれと同じ事をしたのかも)。
他にも説明のしようがあるかもしれませんが、おっしゃるように飛びながらこれをやってるんですからたいしたものです。
私なんかこの頃座らないと靴下が履けなくなってきました。

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  1. 2015/10/23(金) 21:40:00 |
  2. |
  3. [ edit ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: タイトルなし

  1. 2015/10/23(金) 22:21:58 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>鍵コメ様
早速に恐れ入ります。御期待に添えると良いのですが。

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青山学院の近くで、オーダー家具のショップをやっています。
このブログでは仕事と関係ない趣味の写真を中心に、日々の出来ごとや思い出など書いて行こうと思います。
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