主に蝶の写真を中心にアップします。

naoggio写真日記

         すっかり秋めいてきたと思ったが、何故か今日は盛夏のように暑い。日射しの衰えはほとんど感じられず、
         吹く風に微かに秋を読み取る・・・そんな陽気だ。
         先週土曜日は久しぶりに町田のSさん、ダンダラさん御夫妻と御一緒して長野県に蝶の撮影に行ってみた。
         今年は中部地方ではタテハ類が不作のようで、殊にクジャクチョウが異常な程少ないようである。この日も
         気をつけて見ていたが、本当にクジャクチョウは1頭も見かけなかった。いつもなら色々なタテハやヒョウ
         モン類の群れていそうなヒヨドリバナやアザミの花が草原で空しく風に吹かれているばかり。なんとも寂し
         げである。幼虫がウィルスで被害を受けたという話も聞くが、比較的安定した発生を繰り返してきたクジャ
         クチョウがこれほど少ないというのは驚きである。



 
         <OLYMPUS OMD E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO テレコン1.4×>
         最初に行ったポイントは河原でキベリタテハの吸水狙い。しかし今年はやはり数が少なく、辛うじて2頭を
         見かけただけだった。写真は川岸の石に止まったヒョウモン。ミドリヒョウモンの♀のようだがクモガタヒ
         ョウモンのようにも見える。どうだろう?



 160903em5P9030002.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO テレコン1.4×>
         冷たい水を徒渉してようやく撮ったキベリタテハの証拠画像。



 160903em5P9030093.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M5Ⅱ/M.ZUIKO DIGITALED 300mm F4.0 IS PRO テレコン1.4×>
         ポイントを移動して別の山系へ。林道でシータテハを見つけた。越冬していないシータテハを撮影するのは
         久しぶり。翅裏のCの字が良い形をしたいかにもシータテハらしい個体で嬉しかった。



 160903em5P9030024.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M5Ⅱ/M.ZUIKO DIGITALED 300mm F4.0 IS PRO テレコン1.4×>
         アザミで吸蜜。



 160903em5P9030130.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M5Ⅱ/M.ZUIKO DIGITALED 300mm F4.0 IS PRO テレコン1.4×>
         林道の崖でキベリタテハを発見。推定♂と♀と思われる2頭がミネラル補給に訪れていたが、私が撮影でき
         たのは♂と思われる個体の方だけだった。



 160903em5P9030209.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M5Ⅱ/M.ZUIKO DIGITALED 300mm F4.0 IS PRO テレコン1.4×>
         真夏に比べて影が長く伸びる事が多くなった。



 160903em5P9030375.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M5Ⅱ/M.ZUIKO DIGITALED 300mm F4.0 IS PRO テレコン1.4×>
         この美しさは何度見ても溜め息物。



 160903em5P9030438.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M5Ⅱ/M.ZUIKO DIGITALED 300mm F4.0 IS PRO テレコン1.4×>
         キベリタテハの自然光撮影は、褐色を出そうとすると縁が白飛びし、縁のクリーム色を出そうとすると褐色
         が黒く潰れてしまう。そこでこういうのはどうだろう(笑)?




 160903em5P9030605.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M5Ⅱ/M.ZUIKO DIGITALED 300mm F4.0 IS PRO テレコン1.4×>
         行きにシータテハを見かけた場所で帰りにスジボソヤマキチョウを撮影した。秋が感じられる写真になった。



 160903em5P9030661.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M5Ⅱ/M.ZUIKO DIGITALED 300mm F4.0 IS PRO テレコン1.4×>
         さらに移動してヤマキチョウのポイントへ。白樺林の中の草原で、アザミの花にセセリやヒョウモン類が吸
         蜜に訪れていた。メスグロヒョウモンの♀も数頭いて、ダンダラさんがそれほど傷んでいない個体を見つけ
         て下さった。



 160903em5P9030742.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M5Ⅱ/M.ZUIKO DIGITALED 300mm F4.0 IS PRO テレコン1.4×>
         Sさんがヤマキチョウを発見。最初の1頭はすぐに薮に潜り込んでしまったが、次の個体は長い時間アザミ
         で吸蜜して私達を楽しませてくれた。


         
 160903em5P9030761.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M5Ⅱ/M.ZUIKO DIGITALED 300mm F4.0 IS PRO テレコン1.4×>



 160903α72apoelmDSC05247
         <Sonyα7Ⅱ / Leitz Apo-Macro-Elmarit-R 100mm f2.8>
         この日は前日手元に届いたオールドレンズの筆下ろしも。
         まずは「アメ」の愛称で呼ばれるApo-Macro-Elmarit-R 100mm f2.8。ふ〜む、これだけではなんとも。


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         <Sonyα7Ⅱ / Leitz Super Angulon-R 21mm f4>
         そしてシュナイダー製ライカ広角のSuper Angulon-R 21mm f4。ウ〜ム、よくわからん。



 160903α72suanguDSC05359
         <Sonyα7Ⅱ / Leitz Super Angulon-R 21mm f4>
         もう1枚スーパーアンギュロン。



 160903α72apoelmDSC05438
         <Sonyα7Ⅱ / Leitz Apo-Macro-Elmarit-R 100mm f2.8>
         再びアポ・マクロ・エルマリートR。少し古びた色で普通に写っている。
         多くの個体はもう休眠状態らしく、飛び出してもすぐに葉の裏に隠れて動かなくなってしまう。



 160903α72apoelmDSC05239
         <Sonyα7Ⅱ / Leitz Apo-Macro-Elmarit-R 100mm f2.8>
         蝶が上手く撮れなかったのアザミ(と書いてしまいましたがマツムシソウの間違い。kazenohaneさんが教
         えて下さいました。)の実を撮ってみた。色はライカらしい落ち着いた色。ボケは奇麗に見える。



 160003α72apoelmDSC05462
         <Sonyα7Ⅱ / Leitz Apo-Macro-Elmarit-R 100mm f2.8>
         オミナエシの花を撮ってみた。繊細な写り方だ。


         
 160003α72apoelm_1DSC05462
         <Sonyα7Ⅱ / Leitz Apo-Macro-Elmarit-R 100mm f2.8>
         上の画像の左の方のハエ?のピクセル等倍切り出し。オオッ ! ちゃんと解像しているようだ。



         ご同行下さった皆さん、当日は大変お世話になりました。思ったより収穫の多い1日で楽しかったです。是
         非またよろしくお願い致します。





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  3. [ edit ]

  1. 2016/09/05(月) 16:41:26 |
  2. URL |
  3. ダンダラ
  4. [ edit ]
当日は大変お世話になりました。
今年はあきらめていたキベリタテハが撮れ、さらにはヤマキチョウまで撮影できて大満足でした。
クジャクチョウはほんとにいないですね。
じっくり蝶と向かい合っておられると思ったら、いろいろなレンズを試しておられたのですね。
野外で、いつもの被写体を撮影すると、レンズの良し悪しがよくわかりますね。
最初のヒョウモン、おっしゃる様にクモガタヒョウモンのようですね。

Re: タイトルなし

  1. 2016/09/06(火) 07:26:19 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
> ダンダラさん
こちらこそ大変お世話になりました。御一緒できて楽しかったです。
私も今年のキベリ不作は聞いていたのであんなに見られてびっくりしました。
クジャクチョウ、どうしてしまったんでしょうねえ。春には見かけた気がするので不思議でなりません。
来年以降復活してくれる事を祈るばかりです。
試していたレンズはマクロと広角でした。広角は有名なスーパーアンギュロン。
マクロは100mmですが45cmまでしか寄れない、本当にマクロなの?と言いたくなるようなレンズなのですが、
これがなんとも言えない魅力のあるレンズなんです(笑)。
河原のヒョウモンはクモガタですかね。だとしたら久しぶりなので嬉しいです。

キべりタテハ

  1. 2016/09/06(火) 09:26:55 |
  2. URL |
  3. kazenohane
  4. [ edit ]
おはようございます。
充実した蝶の撮影行でしたね。
気品の漂うキべりタテハ、存在感がありますね。
ヨーロッパ貴族の上着のような模様だなと、いつも思います。
ヤマキチョウの翅が透けた逆光の写真、美しいです。
スーパーアンギュロン、懐かしい名前がでてきましたね。
昔、4×5カメラの広角レンズにもありました。
写真スタジオのアシスタント時代を思い出してしまいました。
アザミの実は、マツムシソウの花の終わった後の痩果です。
とても雰囲気のある素敵な写真ですね。

Re: キべりタテハ

  1. 2016/09/06(火) 10:29:08 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
> kazenohaneさん
はい。予想以上に蝶との出合いがあり、とても楽しむ事ができました。
キベリタテハ「ヨーロッパ貴族の上着」なるほどですねえ。
私はそんなふうに思った事はありませんでしたが言われてみれば確かに似たようなのを見た事があるような・・・戴冠式の衣装だったかな?
この日は新オールドレンズ(変な言葉ですね)を試したりしていて撮影に集中できませんでした(笑)。
でもヤマキチョウの逆光写真お褒め頂けて嬉しいです。
スーパーアンギュロン、カメラマンがやはり4×5で使われていたんですね。
実は同行のSさんのお父様も4×5で使われていたそうで、行きの車内でそんな話をしていました。
あれ、マツムシソウの実でしたか、迂闊な事を書いてしまいました。
ご指摘ありがとうございます。早速訂正しておきますね。

  1. 2016/09/06(火) 22:04:28 |
  2. URL |
  3. midori
  4. [ edit ]
私も同じ日に、久しぶりにフィールドに出ました。
今年は、クジャクチョウがいませんね(^_^;)。こちらでも見かけたことあるんですが、今年は、一頭も見ていません。
キベリも少ないようですが、出会えて良かったですね。
気のせいでしょうか...キベリが太いような...!?縁取りのブルーの斑紋も美しいです。
とても綺麗な個体にウットリです(*^_^*)。わたし的に、日本の美蝶ベスト3に入ります!!
大好きなヤマキチョウにも出会えて羨ましい次第です。
逆光ぎみの1~2枚目、私のお気に入りです(*^_^*)。
ラストの葉隠れヤマキも、和紙で造ったように見えて面白いです!!

Re: タイトルなし

  1. 2016/09/07(水) 10:05:44 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
> midoriさん
クジャクチョウ、どうしちゃったんでしょうね?
以前よく冗談でクジャクチョウが希少種だったらすごい人気になるだろうねなんて話していましたが・・・
そんな事にならないといいですね。
キベリも少ないです。ここではたまたま何頭か見かけましたが、東信などでは本当に少ないようですね。
へりが太いように感じますか?どうでしょう、別画像と比較していないのでなんとも言えませんが言われてみればそんな気もしますね。
ヤマキもそんなに期待していなかったので嬉しかったです。
和紙で作ったよう・・・なるほど、本当にそうですね。良い表現なので今度パクらせて下さい(笑)。


  1. 2016/09/07(水) 15:18:45 |
  2. URL |
  3. clossiana
  4. [ edit ]
今シーズンの皆さんのブログ上では貴ブログで初めてキベリのお姿を見させて頂きました。この種とクジャクは一体、どうしちゃったんだろう?と不思議です。
ところでキベリの褐色と縁のクリーム色(最初、クレーム色と書いてしまいました。商売上、しょっちゆう使うからかな?)のことですが確かにそうですね。慌てて生態図鑑とか色々見てみたのですが仰られている通りでした。私はどちらか一方を選択しなければならないとすれば褐色を生かそうとするでしょうね。もともと茶系の色は好きですが、この種はビロードのようになめらかな色合いだからです。その点で実験画像?は褐色の部分は茶が強く出ていて縁は黄色味が強く唸らせられました。

Re: タイトルなし

  1. 2016/09/07(水) 16:30:41 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
> clossianaさん
本当に「ヤバいかも」と思うくらいクジャク、キベリが少ないですね。
私は夏のクジャクチョウは(オリンピックのせいであまり出掛けなかったからかもしれませんが)見ていません。
ウィルス説が濃厚のようですが、原因はさておき「困るんですけど」という感じです。
夏の草原でクジャクチョウがいないのはとても心細いです。
物を売る以上クレームはつきものですね。私もしょっちゅうです。レポートを3回も4回も提出させられた事もありました。
自分からクレームをつけにミラノまで行った事もありました。クレームは受けるのもつけるのも嫌ですね。
唸らせてしまって恐縮です。褐色とクレーム(クリームです)の写真は偶然です。狙っては難しいかもしれませんが、連写していればチャンスはあるかもしれませんね。

  1. 2016/09/08(木) 07:15:17 |
  2. URL |
  3. BANYAN
  4. [ edit ]
今年はキベリを撮影している人がほとんどいない中でさすがですね。
やはり魅力的な蝶ですね。
来年は増えてほしいものです。
ヤマキチョウでオールドレンズは良いモデルならではでしょうか。
広角飛翔見事です。

Re: タイトルなし

  1. 2016/09/08(木) 15:46:55 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
> BANYANさん
今年は本当にキベリが少ないようですね。そんな中、Sさんの御案内でなんとか撮影する事ができました。
もうちょっとじっくり撮りたい所でしたが、最初のポイントでけっこう時間を使ってしまって。
でも、会えただけでも幸せです。おっしゃるようになんと言っても魅力的な蝶ですね。
こんな柄を思いつくなんて、自然はたいしたものです。
アザミで吸蜜していた個体は貪欲に蜜をむさぼっていて少々花を動かしても飛び上がりませんでした。
こんなのは初めての経験でしたが、せっかくなのでオールドレンズも使っちゃいました。
そんなに古いレンズではないのでそれなりに写っていましたが、逆にこれで蝶を撮る意味が自分でもわかりませんでした(笑)。

クジャクチョウとキベリタテハ

  1. 2016/09/10(土) 14:55:40 |
  2. URL |
  3. ヒメオオ
  4. [ edit ]
私の行った上信国境のポイントでは
昨年から、クジャクチョウとキベリタテハが
めっきり減ってしまいました。
5時間程度探し回って、出逢えたチョウの数は
昨年はキベリタテハ2頭でクジャクチョウ0頭
今年はキベリタテハ0頭でクジャクチョウ1頭
という悲惨な結果でした。
かなり心配ですね!

Re: クジャクチョウとキベリタテハ

  1. 2016/09/11(日) 13:08:32 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>ヒメオオ さん
そうでしたか。昨年、今年、共に少ないというのは本当に心配ですね。
キベリタテハは発生に波、周期がある蝶なのでまだしも、クジャクチョウがこれほど少ないというのは異常な感じがします。
クジャクチョウに関しては春には見かけた気がしましたが、昨年の春だったかもしれません。
だとすると昨年の夏も見かけていないように思うので1年半クジャクチョウに出合っていないかもしれませんね。
ウィルス説などもあるようですが、やはり温暖化、降雪の少なさ、雨の奇妙な振り方などが、ウィルスを含め色々な影響を及ぼしているように思います。

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プロフィール

naoggio

Author:naoggio
青山学院の近くで、オーダー家具のショップをやっています。
このブログでは仕事と関係ない趣味の写真を中心に、日々の出来ごとや思い出など書いて行こうと思います。
家具に興味をお持ちの方は、リンクトップの「order furniture standards」の方にも、是非遊びにいらして下さい。

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