主に蝶の写真を中心にアップします。

naoggio写真日記

            
            この日は天気が良く、青山墓地に行ったらツマキチョウくらい飛んでいるかもしれない、あわよ
            くば墓石背景のアゲハとか・・・などと妄想しながらお昼に出掛けてみた。
            カメラはアポ・マクロ・エルマリートR 100mm をつけたα7Ⅱしか持っていなかったので、仮に
            お墓にアゲハがいたとしても広角撮影はできない、にもかかわらずである。
            青山一丁目で地下鉄を下り、ツインタワーの脇を通って墓地に向かった。

            撮影は全て
            <Sonyα7Ⅱ / Leitz Apo-Macro-Elmarit-R 100mm f2.8>



                   170420α72ameDSC01754
            青山一丁目なんてもう空いている土地はないだろうと思っていたが見た事のないマンションがけ
            っこう建っていて、さらに建設中のものもあった。



 170420α72ameDSC01718
            ↑の写真の現場フェンスに描かれていた完成イメージパース。ゾウリムシを連想させる平面形状
            の変わった形の建物だ。このパースは手前にシルキーなウェーブを配して高級感を表現したかっ
            たようだが、見ようによっては津波に飲み込まれてしまったみたいでちょっと怖い。



 170420α72ame_tDSC01721
            墓地に入ってみると時々アゲハが飛んでいるのが見えたが、昼時だしかなりダイナミックに飛び
            回っていて手に負えそうもない。
            ようやく見つけた擦れたツマキチョウもなかなか止まってくれずようやく撮れたのがこの1枚。
            しかも大幅にトリミングしてある。



 170420α72ameDSC01723
            ヤマトシジミのメスもかなり擦れていた。第1化の新生蝶達が消えて行く時期なのだろう。



            170420α72ame_1DSC01725
            蝶を探しながら墓地内を歩いていたらこれが建っていた。獻燈と彫られているので燈明なのだろ
            う。
            渋谷の氷川神社の藪の中に立っていた石柱もこの形だった。2月8日の記事(CLICK)の下から
            2枚目の写真がそれであの時は何か棒を通して使う柱なのかな、などとと思ってしまったが、そ
            うではなく燈明だった訳だ。考えてみれば他所でも同じものを見たことがあるような気がしてき
            たがどこで見たのかは思い出せない。
            それにしても燈明としては実際どのようにして使うのだろう? 上部にくり抜かれた丸い穴が石
            灯籠でいう「火袋」に当たるのだろうがこれで火が灯せるとは思えない。或は装飾や記念だけの
            ためのものなのか。御存知の方がいらしたら教えて頂けるとありがたい。

            獻燈の「獻」の字は、今は略字で「献」と書くけれども、そもそも獻という字はどういう意味な
            のか調べてみた。獻の造りの廬は甑(こしき)の象徴であるという。甑というのは古代から使わ
            れてきた米や豆を蒸すための土器。そこに生け贄の犬の血を塗って神に捧げたことからこの漢字
            が生まれたのだそうだ。



            170420α72ameDSC01738
            諦めて帰ろうかと思って歩いていたら遠くの墓石の周囲を比較的ゆっくり飛んでいるアゲハが目
            に入った。
            急いで近づいて行ってみると墓石の周囲に植えられた笹の廻りや上を、産卵場所を探すような動
            きで飛び回っている。飛んでいる所を2〜3枚撮ってみたが勿論ピントは合わない。
            そうこうするうち、笹の上に止まって休んでくれたので慌ててピントを合わせて撮影した。
            なにせ無限遠から最短撮影距離である65cmくらいまでの間にヘリコイドがほぼ2回転するこの
            レンズ、ピントを合わせるのが一苦労だ。
            そうしてなんとか撮ったのがこの1枚。ボケ具合もちょうどよく、ライカらしい落ち着き払った
            色と何処か儚げな描線。自分としては嬉しい1枚になった。
            どうして墓石バックで撮りたいのかと言われると説明が長くなるのでやめておくが撮りたいシチ
            ュエーションの一つだった。クロアゲハだったらもっと良かったのだがそう上手くはいかない。



            170420α72ameDSC01744
            少しして飛び立ったので夢中でシャッターを押した。単写で1回きりのレリーズ。
            ところが驚いた事にほぼジャスピン。これまた嬉しい1枚に。



 170420α72ame_tDSC01746
            その後タンポポでの吸蜜までサービスしてくれた(トリミング)。アゲハさん、お忙しい中本当
            にありがとうございました。



 170420em1DSC01760.jpg
            新鮮なヤマトシジミもいたので寄れる限界まで寄って撮影してみた。



            170420α72ameDSC01751
            休憩用のベンチの隙間から顔を出していたオニタビラコ。



 170420α72ameDSC01813
            夕方横浜に戻って駅から自宅へ向かう途中、ベニカナメモチの生け垣に蕾がたくさんついている
            のに気がついた。咲いたところをネットで見てみたらけっこう可愛らしい。今はどこに行っても
            目にするこの植物だが、剪定されていることが多いせいか私の目が節穴なのか、今まで花を意識
            したことがなかった。



            170420α72ameDSC01855
            薄暗くなる頃自宅に到着。いつのまにか玄関先のトネリコの花が満開を迎えていた。花が目線よ
            り上にあったので家内に言われるまで気づかなかった。




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  3. [ edit ]

  1. 2017/04/28(金) 19:09:19 |
  2. URL |
  3. midori
  4. [ edit ]
“墓石背景のアゲハチョウ”をイメージされるのは、naoggioさんならではですね。
飛翔含めて名シーンにしてしまうのは、流石です。
新鮮“アゲハさん”は、素敵なモデルになってくれましたね。
願いは通じるものです(*^_^*)!!
naoggioさんの思いが、伝わって良かったですね。

Re: タイトルなし

  1. 2017/04/29(土) 06:27:11 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
> midori さん
おはようございます。
個人的趣味におつき合い下さり恐縮です。
御存知の通り古来蝶は黄泉の国と現世を行き来する生き物と考えられてきました。
蛹から羽化して全く異なった形態の蝶になるという不思議さがそう思われた一番の原因ですが、
飛び方や翅の美しさに昔の人が特別な感情を抱いたのではないかと思っています。
墓所は死者とつながる場所ですので、蝶を墓所で撮ってみたいと思っていました。
白馬の例の場所なら佐保姫と墓地の組み合わせを撮れそうですが、やはり身近な、それもお彼岸の頃にいる蝶の方が適していますね(笑)。
いつか夏のお墓クロアゲハを撮ってみたいものですが、夏は暑いし蚊がいるし、お寺の境内がいいところかも。
飛翔は偶然ピントが合った訳ですが、私にもたまにはこういう事が起こるんだなあと思ってびっくりしました。

  1. 2017/05/01(月) 01:36:48 |
  2. URL |
  3. BANYAN
  4. [ edit ]
墓石とアゲハ、何か幻想的な印象になりますね。
背景に撮影するのは考えたことありませんでした。
お寺ではなく良い環境の尾根などに小さい墓地があることもありますね。
黒系アゲハの良いポイントが墓地でしたが、最近は行かなくなってしまいました。
トネリコこういう花なのですね。

Re: タイトルなし

  1. 2017/05/01(月) 15:00:46 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>BANYAN さん
こんにちは。
おっしゃる通りですね。このどことなく幻想的な雰囲気がたまりません。
墓地というのは私的には怪しさと清澄さを兼ね備えた不思議な場所です。
怖いような落ち着くような・・・
山間で古い埋葬地を見つけたときにもそんな気持ちになります。
火葬が行き渡る以前の推定墓山などはちょっと不気味ですが。

墓地の黒系アゲハポイントですか、いいですねえ。今でも見られるでしょうかね?
トネリコの花はとても上品ないい花だと思います。さすがウラキンシジミの食草ですね(笑)。

  1. 2017/05/01(月) 16:51:30 |
  2. URL |
  3. 10max
  4. [ edit ]
こんにちは。
青山1丁目のマンション、すごい形ですね。
最近とんと足を運んでいません。
献灯と書いてある石碑のようなものは確かに
見たことがあるような気がします。
実際に何かに使っていたのか
何かのシンボルなのか、何なのでしょうね。
そして墓石バックのアゲハ、おみごと!
飛翔中のなんて、AFでも難しそうです。
naoggioさんの思いに応えてくれたのでは(^^)

Re: タイトルなし

  1. 2017/05/01(月) 23:12:01 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>10max さん
こんばんは。コメントありがとうございます。
妙な形のマンションでしょう。作る人は大変だし建築コストもかかるでしょうが回収可能な売価を設定しているのでしょうね。
私も本当に久しぶりだったのですが墓地の周りは奇麗になりすぎて妙にあっけらかんとしてしまいました。
写真の献灯は灯明には違いないのでしょうが実用ではないと思います(今の所よくわかりません)。
蝶の飛翔は100mmくらいのレンズで置きピンで狙うやり方もあるのですが、たった1度のレリーズでピントが合ったのには正直けっこう驚きました。
いつもは広角で連射しますがそれでもピントが合うのは1パーセント未満の事が多いです。
おっしゃるように思いに応えてくれたのかもしれませんね。

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Author:naoggio
青山学院の近くで、オーダー家具のショップをやっています。
このブログでは仕事と関係ない趣味の写真を中心に、日々の出来ごとや思い出など書いて行こうと思います。
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