FC2ブログ

日々のスナップ、風景、そして蝶の写真など

naoggio写真日記

         先週土曜日、家内と横浜の三渓園で開催されていた今年で第12回目となる工芸作品の展示即売会「日本の
         夏支度」を見に行ってきた。
         今回は鶴翔閣で行われる「日本の夏じたく」の他、旧燈明寺本堂でのコンセプト展「みてぐら」が開催され
         た。

                  
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         原三渓が明治35年に完成させた鶴翔閣。震災、戦災などで度々改変がなされたが、平成10年から12年
         にかけて元の姿に復元されたそうだ。290坪もの広さを誇る巨大な木造住宅である。。



         
 180519em1150_t.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO トリミング>
         展示の写真はほとんど撮っていないが2枚だけ。これは楕円窓ではなくフォトショップを用いての切り抜き。
         ノーファインダーで撮ったため派手に傾き補正トリミングしたのでついでに遊んでみた。



         180519em1150_tP5190119.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         会場内には作家ごとに多くのブースが並んでいる。染織、漆、錫、ガラス、竹など様々な素材の作品で、日
         常に装い、或いは使うことのできるものばかり。
         翠鮮やかなこの時期、部屋内に置かれたものにも窓外の緑色が流れ込んでくる。



 180519em1150P5190069.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         あまり入る機会のない鶴翔閣だが、たくさんの部屋をガラス窓の広縁が取り囲んでいて中は思ったより明る
         い雰囲気だ。



 180519em1150P5190072.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         庭石の上に置かれた大きな湯のみ茶碗のような石・・・なんだろう?
         


         180524em160P5240051.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro>
         酒器には目がなく、ついついガラスの徳利を買ってしまった。



 180519em1150P5190170.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         鶴翔閣を出て玄関先から軒を見上げる。



         180519em1150P5190224.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         こちらは「みてぐら」の会場となっていた旧燈明寺本堂。



 180519em1150_tP5190193.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         「みてぐら」・・・コトバンクに解りやすい解説があったのでそのまま引用すると
         「元々は御手座(みてぐら)で、神の宿る依代として手に持つ採物(とりもの)をさした。その後幣の字を当て
         たため,幣帛(へいはく)と混用され,布帛,紙,金銭,器具,神饌(しんせん)など神に奉献する物の総称の
         意にも用いられた。(https://kotobank.jp/word/みてぐら-872252)」

         とある。経緯はともかく、要は神への捧げ物である。

         この展示は全体的になかなかインパクトがあった。上の写真は素朴な素焼きの壺に穀物が入れてあるだけだ
         が、何か心惹かれるものがある。



         180519em1150P5190187.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         中央に置かれたシンプルなガラスの壺。中には水が、辛うじて表面張力でこぼれないくらいに口一杯まで満
         たしてあって、覗き込むと人の歩行による振動などで微かに水面に波が動いたりする。なんとも繊細だ。


         
         180519em1150P5190194.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         外陣から内陣を見る。須弥壇の前に朴木の枝が活けてあるようだ 。



         180519em1150P5190196.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         桐材で設えられた台の上に木、紙、土、布、錫? など色々な素材で作られたものが慎ましく控えめに、し
         かしどこか誇らしげに置かれてある。



 180519em1150P5190198.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         内陣の床に敷かれた和紙の上には黒い素焼きの壺が。



         180519em1150P5190199.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         内陣と外陣を隔てる欄間格子の下には紙垂が下げられている。これは暖簾のようなものと組み合わせてある
         がもう1つしめ縄と紙垂を組み合わせたものもあった。
         作者に話を伺ったが、作り手として原点に回帰する時そこに「素材」との対話があり感謝があるとおっしゃ
         られていた。
         催しのパンフレットの「みてぐら」の解説の末尾に「素材を前に何かかたちを作ろうとするとき、人は試さ
         れているのだと思う」と書かれていたがその言葉はなかなか重いなと思った。



         180519em1150P5190200.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         仏前にあって神への捧げ物。これでいいのだろうかという気もしないではないが、和の佇まいを堪能できた
         この展示は心に残るものだった。「試されるつくり手」達はこれからどんな素材で何を表現してゆくのだろ
         う。



         180519em1150P5190212.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         樹種を聞くのを忘れてしまったが美しい木目の壺。この日のお気に入りの1枚だ。



         180519em1150P5190221.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>



         180519em1150P5190214.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO>
         切目縁には縄で編まれた敷物が敷かれていた。裸足で歩いたら健康に良さそう。



         180519em1210P5190010.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO テレコン1.4×>
         帰りがけに振り返って見ると池の奥に旧燈明寺本堂の大きな屋根が見えていた。



         180519em1210P5190262.jpg
         <OLYMPUS OMD E-M1Ⅱ/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40~150mm F2.8 PRO テレコン1.4×>





スポンサーサイト

  1. 工芸
  2. / trackback:0
  3. / comment:2
  4. [ edit ]

  1. 2018/05/25(金) 00:54:48 |
  2. URL |
  3. 10max
  4. [ edit ]
こんばんは。
三渓園ですか。
こんなに緑豊かで落ち着いた場所が横浜駅からほど近いところにあるのですね。
(というか根岸の方ですかね)
奥深い山寺のような雰囲気がいいですね。
ガラスの酒器は私も買ってしまいそうです^^
最近は暑くなるのが速すぎて夏支度が追いつきません・・・

Re: タイトルなし

  1. 2018/05/25(金) 12:55:18 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>10max さん
こんにちは。コメントありがとうございます。
三渓園があるのとないのとでは横浜の魅力もだいぶ違うと思います。
たまに歩いてみるとやはり素晴らしいところですね。
この季節は草木の緑が本当に濃くておっしゃるように山寺にでも来てしまったような感じです。
今年は例年よりなんでも早く進んでしまっているような気がしますね。
あっという間にもう6月を迎えようとしている。確かに、夏支度間に合いません。
掛け布団だけは綿毛布に変えたのですがそうしたら案外寒い日があって体調イマイチです(笑)。

 管理者にだけ表示を許可する
 

プロフィール

naoggio

Author:naoggio
横浜でオーダー家具のお店をやっています。このブログは仕事と関係のない日々のスナップや過去の写真、また大好きな蝶の写真を中心にアップしていきます。家具に興味のある方はリンクトップの会社ホームページにも是非遊びにいらして下さい。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

« 2018 11  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -