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日々のスナップ、風景、そして蝶の写真など

naoggio写真日記

昨日の続きです。
車で走ること30分。別のオオムラサキポイントへ。
ここには大きなクヌギの木があって樹液を出しています。さて、そろそろ飛んで来る頃かなと思って待っていましたが、どういうわけか1頭も顔を見せません。あれ~?
ルリシジミが飛んで来て目の前に止まりました。開けー、と声をかけるとパッと開いてサービスしてくれました。
ゼフィルスやゴマシジミも是非見習って欲しい素直な心。

ルリシジミ♂閉翅
ルリシジミ11.7.6-1

ルリシジミ♂開翅
ルリシジミ11.7.6-2

足元を行くのはヒメクロオサムシのようです。
ヒメクロオサ

ここはちょっと標高が高過ぎたかなと思い、部落のある低標高地に移動することに。
ここにも良いクヌギ林があって、今時分にムモンアカシジミを見たこともありましたが、去年、根こそぎばっさりやられてしまいました。それでも部落に入った途端にオオムラサキが悠然と飛んでいるのが目に入りました。
オオムラサキは人間の生活臭のする所が大好き。とりわけ空き家が大好きのようです。
そこで部落の中のここぞと思われる空き家に目星をつけ、そっと裏手に廻ってみると・・・
やっぱりいました。軒の下やら、車庫の中やら、網戸の上やら、そこらじゅうでチュパチュパとやっておいでです。

古い木造家屋にはオオムラサキは良く似合いますねえ。軒下に見えている「がいし配線」がレトロです。
オオムラサキ9

郵便受けや錆びた鉄の肘木にも止まっています。どっちか翅開いてくれてたらな~。
オオムラサキ13

車庫の中、かなり暗い所にもやってきます。知らずに入って数頭のオオムラサキがバタバタッと飛び出したのでびっくりしました。ブルーシートの上に何があるんでしょうね?
オオムラサキ11

普段撮影している蝶とスケールが違うので、ちょっと油断すると触覚とかはみ出してしまいますね。
オオムラサキ12

好きな角度なのですが、暗いと紫の出にくい撮影角度でもあります。
オオムラサキ3

玄関先に配達されたまま放置されている電話帳の横で。
オオムラサキ2

木の手すりに緑も入っていい感じです。
オオムラサキ8

ようやく家の近くの梅の木に止まってくれましたが、すぐまた戻って来てしまいます。
オオムラサキ4

裏は裏でなかなか見応えあります。緑白系と黄色系が両方見られます。
オオムラサキ5

郵便受けの上で開翅
オオムラサキ7

さて、ここで白状しますと、私、蝶が自分の水分を出してミネラルや栄養分を溶かして吸収するということをはっきり知りませんでした。他のタテハ類で、口吻から水を滴らせている所を何度も見ているのに、その意味をちゃんと認識していなかったのです。
この日オオムラサキが木についたシミをチュパチュパやっているのを見ていて、オオムラサキはどうしてこんなにちょっとしたシミのある所をすぐに見つけられるのかな、などと思っていました。笑っちゃいますね。
シミは最初からあったわけではなくて、オオムラサキが自分の唾液(乃至は体内に蓄えている水分)で作っていたんですね。
見ているとかなりの勢いでシミが広がって行くのがわかります。いい加減すると場所を移動し、また水分を出してシミを広げながら養分吸収しています。どのような養分があるのかわかりませんが、蝶にとってみればけっこうなごちそうがそこにあるのかもしれません。
というわけで、私としては恥ずかしながら目から鱗のオオムラサキ三昧でした。
オオムラサキ6

本当は飛翔写真狙いたかったのですが、夕方から用事があるし、ミヤマシジミの発生地の様子も見に行きたかったので、このオオムラサキ天国を後にすることにしました。
オオムラサキ10

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  2. / comment:14
  3. [ edit ]

No title

  1. 2011/07/08(金) 22:07:32 |
  2. URL |
  3. なつ
  4. [ edit ]
オオムラサキがいっぱいでいいですねv-252
去年は、高尾や長野で見ました!!
今年はどこであえるかなぁ?

No title

  1. 2011/07/08(金) 22:30:53 |
  2. URL |
  3. hayenokaze(南風)
  4. [ edit ]
ほとんどが若い個体!
オオムラサキ、まだこんなにいるところあるんですね。
乱舞しているところを見てみたいですね。

No title

  1. 2011/07/08(金) 23:07:31 |
  2. URL |
  3. furu
  4. [ edit ]
意外と木造家屋の似合う蝶ですね。
日本の夏ですねぇ。

似合う!

  1. 2011/07/09(土) 16:19:55 |
  2. URL |
  3. kayo☆
  4. [ edit ]
オオムラサキの新鮮個体綺麗ですねv-221
しかも、開翅まで~いつもの事ながら、お見事ですv-318

古い木造家屋にとっても似合いますv-364
こんな光景初めて見ましたv-353v-352

Re: No title

  1. 2011/07/09(土) 17:02:32 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>なつさん
ほんとはクヌギの樹液で写真撮りたかったのですが空き家になってしまいました。
信州方面も良いポイントが多いのでこれから楽しみですね。
良い出逢いがあることを祈っております。

Re: No title

  1. 2011/07/09(土) 17:06:11 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>南風さん
山梨県や長野県にはオオムラサキの良いポイントがけっこうあります。
良い樹液のポイントを見つければ相当数観察できると思います。
でも大きさ、美しさではやはり九州のオオムラサキが上でしょう。
一度九州のオオムラサキを見てみたいものです。

Re: No title

  1. 2011/07/09(土) 17:10:57 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
> furu さん
そうなんです。なんだか良く似合います。
それと私の場合、何故か空き家や納屋での撮影が多いのです。
樹液に集まっているところも撮りたいのに~。
「日本の夏、金鳥の夏~」という感じでした。

Re: 似合う!

  1. 2011/07/09(土) 17:22:23 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>kayo☆ さん
いつもありがとうございます。
私の場合最初にオオムラサキを撮影したのも築300年という古民家の木壁でした。
ずいぶん前のことになりますが、ギフチョウのいる山の上の部落の老夫婦と懇意にして頂き
夏にも行ってみたところ、家の壁に数頭のオオムラサキが止まっていました。
それ以来オオムラサキを見かけるのは民家のそばの方が多いような気がします。
本当は森のレストランの樹液に集まっているところとか撮りたいのですが、これはこれで面白いかなと。

No title

  1. 2011/07/10(日) 09:31:06 |
  2. URL |
  3. otto-N
  4. [ edit ]
オオムラサキには、こんな習性があるとは知りませんでした。
8日に樹液のオオムラサキを撮ってきました。
そのとき、裏の翅の色が2つあるのに気がつきました。
樹液の場合、翅を開くのは、止まってすぐの移動のときと、スズメバチへの牽制の時でした。
古民家では、翅を開いて吸っているのでしょうか?ときどき開くだけでしょうか?

No title

  1. 2011/07/11(月) 09:55:06 |
  2. URL |
  3. ダンダラ
  4. [ edit ]
古民家とオオムラサキの組み合わせは撮影したことがありませんでした。
趣があって良いですね。
吐水吸い戻しは私も最初は知りませんでしたが、何年か前にゴマダラチョウの写真で指摘されて気がつきました。
貴重な写真ではないでしょうか。

Re: No title

  1. 2011/07/11(月) 11:42:46 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
> otto-Nさん
オオムラサキ、私はよく民家のそばで見かけます。
単に木や石の表面のミネラルを吸収しに来ることもありますし、
納屋の前にこぼれた肥料(鶏糞系が大好きみたいです)を舐めにやって来ることもあります。
翅を開くのはやはり何か(同じオオムラサキの場合もあります)を牽制したいときだけで、だいたいずっと閉じていますね。

Re: No title

  1. 2011/07/11(月) 12:11:10 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>ダンダラさん
そうでしたか。
蝶を撮影している時って見ているようで見ていないことが多く、
今までこういったシーンを何度も目撃していながら気づいていませんでした。
古民家で良い板壁があれば、オオムラサキは似合いますね。
なんだか昔から知っている風景のように思えてしまいます。
子供の頃見た昆虫図鑑に納屋だか水車小屋だかの周りを飛ぶオオムラサキが描いてあったような記憶がありますのでそのせいかもしれませんね。

No title

  1. 2011/07/13(水) 07:50:46 |
  2. URL |
  3. clossiana
  4. [ edit ]
オオムラサキのイメージは一言で言えば勇壮って感じで大きさや力強い飛翔だったのですが、こんな風に家屋との組み合わせでは何だかとても風情を感じました。私自身はこういう場面を見たことがありませんでしたから、この蝶の持つ別の側面を見させてもらい勉強になりました。

Re: No title

  1. 2011/07/13(水) 22:12:13 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>clossiana さん
そのイメージのままの方がきっといいと思いますよ。
このように吸い戻ししていたり肥料に集まっていたりするのを見ているとちょっとイメージ崩れるかも・・・
とは言えこれもまた自然。
こんなオオムラサキの姿を少しでもよく見えるように撮影しようと思い、おっしゃる通り「風情」で攻めてみました。まだまだ思うようには撮れませんでしたがご理解頂けて嬉しいです。

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横浜でオーダー家具のお店をやっています。このブログは仕事と関係のない日々のスナップや過去の写真、また大好きな蝶の写真を中心にアップしていきます。家具に興味のある方はリンクトップの会社ホームページにも是非遊びにいらして下さい。

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