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日々のスナップ、風景、そして蝶の写真など

naoggio写真日記

1月9日の記事で、いよいよクロマダラソテツシジミの観察が辛くなってきたことを書きましたがやはりどうしても現地の様子が気になります。
昨日の神奈川県南部は晴れの予報で風も穏やか、気温もそこそこ上がりそうなのでひょっとして飛び回っている個体がいないか様子を見に行ってきました。
朝は多分0度くらいまで気温が下がったと思われますが10時過ぎに現地に着いた時は7度。その後ぐんぐん暖かくなってきました。

着いて早々目にしたのは蛹の殻を破って出て来た所で力尽きてしまった個体でした。あまりにきれいなのでひょっとして動き出して殻から出てこないかなと思って長い事見つめていましたがとうとう動く事はありませんでした。



気温が12度くらいになった11時頃、目の前を鮮やかなブルーが横切りました。
元気に飛ぶクロマダラソテツシジミの姿を見るのは久しぶりです。
地面の枯れ草の上にに降りた所を見ると新鮮なオスでした。美しいです。
この個体はすこぶる元気で、地面とツツジの葉の上を行ったり来たりしながら翅を開いて太陽の恵みを満喫しているようでした。
見ているこちらも幸せでしたし、久しぶりに「蝶を撮影している」という気分になれました。
やはり蝶は飛んでくれないと・・・。

以下の4枚と動画は全て同じ個体です。

1201137DIMG_9810.jpg


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  2. / comment:20
  3. [ edit ]

小春日和

  1. 2012/01/14(土) 22:22:23 |
  2. URL |
  3. ごま
  4. [ edit ]
綺麗な個体ですね。
写真と動画を見ているだけで、暖かくなってくる気がします。
早く春が来て欲しいです。

No title

  1. 2012/01/14(土) 22:53:19 |
  2. URL |
  3. midori
  4. [ edit ]
1枚目は辛すぎる現実ですが、2枚目以降は、写真から温もりが感じられます。
超きれいですね。嬉しそうに飛び回る姿...想像できますね。さぞ、楽しかったことでしょう。
15℃近くになれば、交尾も始まるかもしれませんね。もう少し観察しましょう。

No title

  1. 2012/01/14(土) 23:26:11 |
  2. URL |
  3. hayenokaze(南風)
  4. [ edit ]
この生命力、本当にどこから来ているんでしょうね。
不思議でたまりません。
神奈川県南部だけではなく、他の地方のクロマダラソテツシジミの様子が知りたいです。

No title

  1. 2012/01/14(土) 23:36:27 |
  2. URL |
  3. fanseab
  4. [ edit ]
同じ多化性のシジミでもヤマトは完全に冬眠中。かたやクマソはこの寒さでも
頑張って羽化・・・。ずっと貴ブログを拝見していて本当に不思議です。
多化性の質が違っていて、発生の周期をとにかく一定に保持しようとDNAに刷り込まれて
いるから、寒さに関係なく羽化してしまうんでしょうね。

No title

  1. 2012/01/14(土) 23:41:17 |
  2. URL |
  3. ダンダラ
  4. [ edit ]
この写真からは冬の寒さもあまり感じられず、日だまりを元気に飛ぶチョウを見るとほっとしますね。
それに引き替え、1枚目の写真は異国の地につれてこられた悲劇(多分そうなのだと思いますが)をひしひしと感じてしまいます。

Re: 小春日和

  1. 2012/01/15(日) 08:20:38 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>ごまさん
はい、とてもきれいな個体でした。大きさも普通かそれ以上の大きさで目に鮮やかでした。
寒い日が続くなか、こんな個体が生まれてくるのが不思議です。
これからますます寒さが厳しくなりそうです。ごまさんも野鳥撮影などの折りにはくれぐれも防寒対策にお気をつけ下さい。

Re: No title

  1. 2012/01/15(日) 08:27:56 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
> midoriさん
金曜日はたまたま振りかえで休んだので思い切って行ってみました。
昼前はとても暖かく、元気に飛ぶクマソを久しぶりに見る事ができました。
昨日も羽化個体が見られたようですね。驚きです。
また御一緒しましょう。

Re: No title

  1. 2012/01/15(日) 08:36:09 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>南風さん
本当に凄いですね。私もまさかここまで粘るとは思っていませんでした。
クマソ自身の生命力も凄いですが、やはりソテツの綿毛がかなり寒さを凌いでくれているのだと思います。
それとこの発生地はとにかくソテツがたくさんあり、海から少し入っているので海風が直接当たらず、条件的にも有利なのでしょうね。東京都と神奈川県の他の発生地では越年した所は無いと思われます。
愛知県などの発生地の様子がどうなのか私も知りたいと思っています。

Re: No title

  1. 2012/01/15(日) 09:01:43 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>fanseab さん
はい、おっしゃる通りだと思います。
クマソの場合越冬という観念がないのでこういう事になってしまう訳ですが、この羽化の継続を支えている要素は主に3つあると思っています。それはこの発生地のソテツの数、ソテツの綿毛という格好の断熱材、それと成長の遅延です。他にクマソ自体の耐寒性能も考えられますが、それは多分常識的な範囲だと思っています。
この発生地にはソテツが2000本程あるそうです。それが常に産卵に適した若芽の存在を可能にしてきました。
幼虫を観察していると寒い時間帯は葉茎の付け根の綿毛の中に潜り込み、暖かくなると出て来て餌食するケースをよく見かけます。そして蛹化も綿毛の中で行います。陽が当たると綿毛の中は多分かなり暖かくなっている筈なので幼虫や蛹はなんとか寒さを凌いで来られたのでしょう。
野外観察していても飼育してみても、寒冷な季節になってから各ステージの期間がかなり延長されて来ている事がわかります。それで一気に羽化して終わり、という事にならず、だらだらと発生が続いているという事もあると思います。
長くなってすみませんでした。

Re: No title

  1. 2012/01/15(日) 09:19:34 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>ダンダラさん
この日は真っ先に1枚目の羽化失敗個体を目にしたので、目の前をブルーが通過した時には興奮しました。
余りに対照的なこの2個体ですが何が運命を分けているのでしょう?幼虫の時の餌食量とか、蛹化した場所、羽化した日の天候や羽化時刻、その個体が備えている遺伝的性能、色々考えられます。
この発生地でも羽化不全率が8~9割くらいに感じられるようになってきましたが、こうして運良く健全な羽化を終えて一瞬にせよ飛翔できる個体がいるんですね。気づかない場所で交尾も行われているかもしれません。

飛ぶ新年クマソに勇気を貰う

  1. 2012/01/15(日) 11:16:21 |
  2. URL |
  3. ヒメオオ
  4. [ edit ]
クマソ遂に新年を迎え、動きが悪いとのことで心配していましたが、
飛び回る姿にとても勇気づけられました。
この冬の間、上手く命のリレーが出来ることを期待しています。

Re: 飛ぶ新年クマソに勇気を貰う

  1. 2012/01/15(日) 11:33:27 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>ヒメオオさん
発生地には毎日お見えになっていらっしゃる常連お二人の他、休みの度にやって来る私のような生態の人物が何人かいますが、願いは皆同じで無理とは思いつつもひょっとして越冬してくれるのでは・・・という淡い期待を抱きつつ観察を続けています。
でも先日来様子を見ていた幼虫がまったく成長しなくなってしまったりしていますので現実は厳しそうですね。
羽化不全率は8~9割になっている気がしますし、一昨日は葉に止まったまま息絶えたと思われる個体も観察しています。
それでももしも越冬するような事が起きたら・・・どうしましょう?

No title

  1. 2012/01/15(日) 20:13:48 |
  2. URL |
  3. otto-N
  4. [ edit ]
やっぱり翅を開いた写真はいいですね。ここまでの運命かもしれしれませんが、ほっとします。
ここまで耐寒性があるのなら、本土のどこかで越冬し生き残った個体が、飛翔力はウラナミシジミと兄弟のチョウ、夏以降に東京近辺にやってきて爆発的に増えるという説はもっともなのかもしれません。

No title

  1. 2012/01/15(日) 21:00:46 |
  2. URL |
  3. cactuss
  4. [ edit ]
クマソには越冬するという遺伝情報がないからでしょうか。
いつまでも羽化するこの生命力には驚きます。
毎年、繰り返していると耐寒性を持ってしまうかもしれませんね。

Re: No title

  1. 2012/01/15(日) 21:17:59 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
> otto-Nさん
そうですね。
クマソが何処からやって来ているのか、皆さん色々想像していらっしゃるようですが確かな所はわかりません。
でも自力で飛んで来ているのだと思いたい所です。人間に運ばれて来てこの寒空では可哀想過ぎますので。
先日クマソの発生地で聞いた話では千葉県からかなりの量のソテツを運んで来いているとか。
これを聞いた時はクマソ自力到達説の証拠の一つになるかなと思ったのですが、考えてみるとその千葉のソテツの中にさらに南方から運んで来たものがないとも限らないのでなんとも言えないですね。

Re: No title

  1. 2012/01/15(日) 21:39:16 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
> cactussさん
遺伝情報がない。正しくその通りだと思います。
fanseabさんへのレスに細かく書かせて頂きましたがやはりソテツの綿毛の断熱性能がけっこう効いているように思います。それと常にどこかに若芽が存在する食樹の多さ、また寒さで成長がゆっくりになる事などがこの時点でも羽化が続いている要因だと思います。追加を入れさせて頂くとすると、産卵数の多さ(厳密に比較した訳ではありませんが、他のシジミ類と比べると集中的に生み続けます)や、植樹の若芽の肉厚(1本のソテツが相当数の幼虫を養う事ができます)などが挙げられるでしょうか。球数が多ければ生き残る可能性も高いので。
成虫は羽化しても寒いと全く動けず死んで行くので、特に寒さに強いという事はないと思います。
でもおっしゃるように、毎年繰り返していればそのうち越冬体勢を確立する時が来るかもしれませんね。

クマソの生態

  1. 2012/01/16(月) 10:27:43 |
  2. URL |
  3. grassmonblue
  4. [ edit ]
冬にも強いクロマダラソテツシジミの観察。びっくりです。
僕的には予想もしていない写真をみせてもらった感じで、
どうなってるの?という思いです。
たしか、最近まで八重山諸島でも定着していなかったのに
突然、本土にあらわれたんですよね。
自然界の不思議を実感させていただきました。
また、ウラナミシジミ成虫も年末~年初の目撃をよく聞きますし、
関東でも暖地での越冬がありますので、そのことを類推しながら拝見しました。
例年、1月下旬が最も寒い時期とされています。
今後の推移を楽しみにしています。

Re: クマソの生態

  1. 2012/01/16(月) 12:15:58 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>grassmonblue さん
1月中旬でまだ羽化してくるというのは想定外でしたが、さすがに近頃羽化不全が多くなってきました。
ここまで羽化が続いたということはやはり想像以上に沢山の蛹が、ソテツの綿毛の中で息を潜めていたのでしょう。
例のブータンシボリの時、アオタテハモドキとコヒオドシが一緒にいるのを見て昆虫の秘めたるポテンシャルの高さに瞠目したことは以前にも書いたかもしれませんが、南方系の昆虫もそこそこの耐寒能力を備えているのは間違いなさそうですね。それとソテツの綿毛がかなりの保温性能を備えているのだと思います。
12月23日に捕獲して自宅で飼育していた2匹の幼虫が12月28日と29日に蛹化し、今朝8時過ぎに相次いで羽化しました。
およそ19日間の蛹期となります。野外ではもっと時間がかかることも考えられますし、幼虫の成長も遅くなること等もあってここまで引っ張っているのでしょうね。
どこまで生きながらえるのか、可哀想ですが興味深いですね。

No title

  1. 2012/01/16(月) 19:41:19 |
  2. URL |
  3. YODA
  4. [ edit ]
力尽きた個体もなんとも美しさを感じます。
飛翔している低温型個体のこの素晴らしい綺麗さに、
今年も蝶に頑張るぞ~という励ましをいただいような気分です。
新春早々、大変いいものを見させていただきました。

Re: No title

  1. 2012/01/16(月) 21:31:49 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
> YODA さん
コメントありがとうございます。
羽化の途中で力尽きた個体に美しさを感じたというお言葉、大変ありがたく頂戴致しました。
この写真は掲載を迷ったのですが、おかげ様でほっとした気分になれました。これはこれでいいのだと思うようになれました。
今年もどこかでお目にかかる機会があるかもしれません。
楽しみにしていますのでその時はよろしくお願い致します。

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横浜でオーダー家具のお店をやっています。このブログは仕事と関係のない日々のスナップや過去の写真、また大好きな蝶の写真を中心にアップしていきます。家具に興味のある方はリンクトップの会社ホームページにも是非遊びにいらして下さい。

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