主に蝶の写真を中心にアップします。

naoggio写真日記

仕事と私事に忙殺されています。すみません、暫くブログ活動はお休みさせて頂きます。
2〜3週間のうちには再開できるよう努力する所存ですのでその節はまたよろしくお願い致します。

この数週間、面倒を見ていた叔母が入院していたのですが、15日に85歳で永眠しました。
誰もが美人と認める美しい人でしたが、死顔もとても高貴で感じ入りました。
生前は家内共々大変お世話になり深く感謝しております。安らかにお眠り下さい。

1309227DIMG_9162.jpg
キチョウ(キタキチョウ)の飛翔  9月22日 丘の上の公園で撮影


人が亡くなるとどうしても中原中也のあの詩を思い起こしてしまいます。

  「一つのメルヘン」

  秋の夜は、はるかの彼方に、
  小石ばかりの、河原があつて、
  それに陽は、さらさらと
  さらさらと射してゐるのでありました。

  陽といつても、まるで珪石か何かのやうで、
  非常な個体の粉末のやうで、
  さればこそ、さらさらと
  かすかな音を立ててもゐるのでした。

  さて小石の上に、今しも一つの蝶がとまり、
  淡い、それでゐてくつきりとした
  影を落としてゐるのでした。

  やがてその蝶がみえなくなると、いつのまにか、
  今迄流れてもゐなかつた川床に、水は
  さらさらと、さらさらと流れてゐるのでありました……


  (中原中也『在りし日の歌』より)




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  1. 日記
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No title

  1. 2013/10/20(日) 09:35:53 |
  2. URL |
  3. ダンダラ
  4. [ edit ]
大変でしたね。
奥様もさぞ気落ちなされておられるのではないでしょうか。
中也の詩、そんな心の一時があるような気がします。

管理人のみ閲覧できます

  1. 2013/10/20(日) 15:50:41 |
  2. |
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このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: No title

  1. 2013/10/21(月) 14:38:44 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
>ダンダラさん
コメントありがとうございます。
今回は入院中も含めてほとんど家内が動いてくれたので私にはあまり負担がなかったですが
それでも仕事のストレスと重なったので少し疲れました。
気持ちが落ち着いたらまたブログも再開したいと思っています。
中也のこの詩はその清澄感が大好きで、阿部保訳のポーの「黄金郷」と共に、私が暗記している数少ない詩の一つです。


Re: No title

  1. 2013/10/21(月) 14:50:01 |
  2. URL |
  3. naoggio
  4. [ edit ]
鍵コメさん
ならではの素敵なコメントをありがとうございます。
おっしゃる通りのキチョウの画像の意味、そして心の機微・・・ですね。恐れ入りました。
中也のこの詩は中学生の時に、これを題材にして1時限の授業がありました。
現代国語の先生が中也のファンだったのです。
ご存知かもしれませんが中也が亡くなった妹を河原に降り立った蝶に見立てて作った詩と習いました。
また川床に流れ始める水は中也の涙だと。
今でも思いますが、別の次元に赴いた存在を取り巻く儚く清澄なイメージを見事に表現した希有な詩ではないでしょうか。

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青山学院の近くで、オーダー家具のショップをやっています。
このブログでは仕事と関係ない趣味の写真を中心に、日々の出来ごとや思い出など書いて行こうと思います。
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